内容説明
アラスカのカトマイ国立公園で出会った、4ひきの子グマを連れた母グマ。その愛情あふれる野生の姿を、クマと共生しようとする人々とともに紹介する絵本。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Kawai Hideki
64
アラスカのカトマイ国立公園に住む、ヒグマの家族を追う写真絵本。普通は2〜3頭の子供を産むヒグマだが、このお母さんは4頭の子グマを子育てしていた。けれど、一番小さい子グマは、兄弟の食べ残ししか食べられず、河を泳ぐのも敵から身を隠すのももたついてしまう。食べ物をしっかりとれない子グマは生きてゆけない、厳しい野生は厳然として存在するが、母グマは一番小さな子グマを見捨てることなく、常に見守っている。作者のクマに対する愛情も感じられる作品。2017/01/08
絵本専門士 おはなし会 芽ぶっく
11
かがくとなかよしシリーズ。シリーズの中では小さめな写真絵本。アラスカのカトマイ国立公園の野生のヒグマの1家族を追っています。ヒグマは2匹、多くても3匹の子どもを産みますが、追っている家族は4匹の子グマがいて、一番小さい子グマの「ちびちゃん」を中心に家族の姿を撮っています。2022/01/05
キーにゃん@絶対ガラケー主義宣言
4
カナダのヒグマの親子の写真絵本。国立公園とはいえ自然の厳しさに変わりはなく、ちびちゃんが心配です。2022/09/27
雨巫女
3
子ぐま達がいる自然の厳しさや、自然を守る人たちの話、2010/07/26
lonely_jean
0
ちびちゃんがどうなることかと心配した。珍しい四つ子、一頭はどうしてもやや虚弱になるのだろう。どうかこの後もすくすくと育っていてほしい。パンダは有名だが、そもそもクマがこれほど未熟で生まれてくると初めて知った。著者のクマへの愛情、探究心は本物、心底感服。2018/03/05
-
- 洋書
- Open House