内容説明
マリアとその家族は、その昔、カナダへ移民としてやってきたフランス人の子孫です。ケベック州の深い森のなかに住んでいます。ダイナミックに季節が移りゆくなかで、マリアをめぐる恋の物語が進んでいきます。暗く神秘的な絵本。
著者等紹介
エモン,ルイ[エモン,ルイ]
1880~1913。フランス、ブルターニュのプレストに生まれる。母親が精神病を病み、苦労して育つ。妻の死後、1903年から8年間イギリスで過ごし、1911年にカナダに渡る。ケベック州やオンタリオ州で農場の労働者などをしながら、執筆に励んだ。鉄道事故にあい、若くして死去
クペイジック,ライカ[クペイジック,ライカ]
クロアチアのザグレブ生まれ。ザグレブ国立バレエ団のバレリーナとしてヨーロッパで活躍。1977年23歳のとき、カナダへ移住。バレエを続けながら、絵画にも情熱を傾け、画家となる。夫と二人の息子とともにトロント在住。カナダの注目アーティスト
小池昌代[コイケマサヨ]
1959年、東京生まれ。詩人。津田塾大学国際関係学科卒業。『永遠に来ないバス』(現代詩花椿賞)、『もっとも官能的な部屋』(高見順賞)等の詩集のほか、『屋上への誘惑』(講談社エッセイ賞)、短編集『感光生活』など。また翻訳絵本も数冊手がけている
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