出版社内容情報
貧しい荷物はこびの藤六は,病気の母親にもらった頭巾をかぶって仕事にでかけました.おどろいたことに,それは鳥や木たちのことばがわかる,ふしぎな頭巾でした.日本民話の絵本.
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
gtn
24
          
            頭巾は、父が子の幸福を願って残した宝。だが、その宝の存在に気が付かなければ、それまで。子がその宝を手に入れることができたのは、子の日頃の行いと父の思いが感応したからだろう。偶然ではない。2022/11/03
          
        そら
22
          
            有名な日本昔話。子供への読み聞かせにはちょっと長いかもしれないけど、ただあらすじを追うのではなく、会話も多いし情景描写も繊細で、奥行きがあり、大人も楽しめます。2018/05/22
          
        いっちゃん
14
          
            動物の声が聞こえて、それで何かが解決する話だったなぁとは思っていたけど、具体的には忘れていた。日本の昔話は面白いな。2017/04/13
          
        ツキノ
12
          
            (E-302-515)岩波少年文庫の『わらしべ長者』に収録されていたので再読したくなり借りてきた。著者は同じ木下順二さんだけれど、文章がちがう。『わらしべ長者』のほうは「日本民話選」だけあって、口調もおばあさんが語っているよう。この絵本の方は子どもがひとりでも読めるようという配慮なのか、現代文になっていて、省略もある。(長者が元気がなくなったとか)どちらもそれぞれの良さがある。2020/12/25
          
        遠い日
12
          
            初山滋さんの絵を求めて。よく知られた話だが、木下順二氏の文章がよい。聞き耳頭巾を楽しみ、役立てる藤六の行動も正義感に溢れて頼もしい。好きな民話です。2018/08/15
          
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                  - 和書
 
- ヴァン・ルソン



 
               
               
              


