出版社内容情報
「データ分析ブーム」がもたらしたのは、怪しい“分析らしきもの”と、それに基づいた誤解や偏見……。本書では、「問題」「解説」を通して、データ分析の失敗例を紹介しながら、データを正しく読み解くための実践的な視点や方法、また、思考に役立つ基礎的な知識やコツを紹介していく。誤った分析をしないため、騙されないための、基本的・実践的な読解と思考の方法とは――。
内容説明
「データ分析ブーム」がもたらしたのは、怪しい“分析らしきもの”と、それに基いた誤解や偏見…。本書では、「問題」「解説」を通して、データ分析の失敗例を紹介しながら、データを正しく読み解くための実践的な視点や方法、また、思考に役立つ基礎的な知識やコツを紹介していく。誤った分析をしないため、騙されないための、基本的・実践的な読解と思考の方法とは―。
目次
はじめに 怪しいデータ分析への処方箋
第1章 データ分析読解の基本、因果関係―対象に関する知識と想像力の重要性
第2章 怪しさを感じ取る糸口、議論と数字のズレ―分析を間違いと判断する手順
第3章 結果論は分析ではない―データから要因を探る技術と方策
第4章 データが歪めば結果も歪む―分析対象とデータの取り方に注意する
第5章 「分析したつもり」の落とし穴―気が付きにくいデータの歪み
第6章 幻の因果関係を生み出す交絡因子―三角関係を暴いて相手説を崩す
第7章 散布図に潜む罠―分析の存在理由を問うことが大切
第8章 偽の相関、逆の因果と叫べば勝ちではない―因果関係の丁寧な考察がデータ分析攻略の近道
著者等紹介
菅原琢[スガワラタク]
1976年生まれ。東京大学法学部卒業。同大学院法学政治学研究科修士課程、同博士課程修了。東京大学先端科学技術研究センター准教授などを歴任。専門は政治過程論。戦後の衆参両院議員の国会での活動履歴や発言を一覧にしたウェブサイト「国会議員白書」を運営(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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