出版社内容情報
アフリカで最も古い独立国の1つエチオピアには,イスラム文化の香りの感じられる珍しいお話がたくさんあります.遠くの山に燃える火に励まされて一夜をあかす少年の話や,こっけいな話など14編.
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
KAZOO
121
エチオピアの昔ばなしの本です。表題作などは日本にも似たような話があると感じました。とんち話のような感じです。どれも話の筋だけを考えてみるとどこの世界にも結構あるような話が多いのではないかと思われます。日本の昔話では小澤先生(指揮者の征爾さんのお兄さん)が日本の話を分類されておられますが、世界の話でもこのような分類をしたら面白いでしょうね。2016/10/01
☆ぴよこ☆ 「クリスマスに絵本を贈ろう・絵本を読もう」「【読メ絵本部】」
42
表題、山の上の火を読みたくて借りました。このおはなしを語る人がいて、自分も語ってみたいなぁと思っています。思ったより短いおはなしでした。内容が理解できるのは小学校4年生以上かな。おはなしは結構面白く、ウサギが肉食べる話もありました。ばからしい話も多くて、アディ・ニハァスの英雄なんて、何度読んでも面白いです。2014/08/02
どら母 学校図書館を考える
12
おはなしって 面白い。2016/04/04
lemon tea
11
愉快なとぼけた話が多いですが私はタイトルの「山の上の火」が一番好き。ある時、主人と召使の若者が人間はどのくらいの寒さまで我慢できるものか賭けをします。若者は裸で高山の峰に立ちます。そして・・・。この話から自分のために見守ってくれている人がいるというメッセージを子どもに受け取ってもらえると嬉しいです。2010/01/27
頼ちゃん
10
エチオピアの昔話。小さい時から見たことはあったが、読んだのは初めて。表題作は昨年読んだトルコの昔話「ホジャどんのしっぺがえし」にそっくりでびっくり。あとがきにインドなどから伝わったものもあるとのこと。面白いですね。他の作品もどれも面白かった。「グラの木こり」「アディ・ニハァスの英雄」が間抜けすぎて好きです。2016/09/29
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