出版社内容情報
▼フロイト、クリステヴァ、イリガライなど、精神分析・現代思想の理論を武器に「母性」という表象を丹念に分析。その虚妄をあばき、来たるべき女性像、母親像を示唆する。
▼小説、映画、テレビ、新聞広告に現れる「母性」というイデオロギーを抽出し、メディアのからくりと、誘導される大衆心理を分析する。
目次
1 母親言説の歴史―制度と社会
2 精神分析と母親言説
3 女性読み物・メロドラマ・映画における母親の表象
4 母物メロドラマ
犠牲のパラダイム『イースト・リン』
5 母物メロドラマ
ファリックな母親パラダイム『情熱の航路』『マーニー』
6 抵抗する母物女性映画(1930~1960)
『悲しみは空の彼方に』『ステラ・ダラス』
7 現代のスーパーママ・育児パパ・レズビアン母親(ママ)
『情熱の代償』『赤ちゃんはトップレディがお好き』
『スリーメン&ベビー』
8 生殖テクノロジーとサイボーグ母親(ママ)
『ベイビー・トーク』『デモン・シード』『侍女の物語』
訳者あとがき
ビブリオグラフィ+邦訳参考文献
索引
内容説明
フロイト、クリステヴァ、イリガライなど、精神分析・現代思想の理論を武器に「母性」という表象を丹念に分析。そのからくりをあばき、来たるべき女性像、母親像を示唆する。映画、テレビ、広告に現れる「母性」というイデオロギーを抽出し、メディアの影響と、誘導される大衆心理を分析する。
目次
母親言説の歴史
精神分析と母親言説
女性読み物・メロドラマ・映画における母親の表象
母物メロドラマ
抵抗する母物女性映画(1930~1960)
現代のスーパー・ママ/育児パパ/レズビアン・ママ
生殖テクノロジーとサイボーグ・ママ
著者等紹介
水口紀勢子[ミナグチキセコ]
津田塾大学卒。マウント・ホリョク・カレッジ大学院に留学。ニューヨーク州立大学英文科修士課程修了。帝京大学短期大学教授。英米文学・映画論研究。出産教育の著訳書もある
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