神、そして人間とその幸福についての短論文

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  • サイズ A5判/ページ数 232p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784000928557
  • NDC分類 135.2
  • Cコード C0310

出版社内容情報

1861年にオランダ語訳をもとにした写本が発見されるまで、書簡と間接的な証言によってしかその存在が知られていなかった作品。神の存在と人間の至福についてスピノザが友人たちのために講義したものであり、のちに主著『エチカ』で展開される哲学体系の萌芽が見てとれる。生前スピノザは公刊を断念し、没後数世紀を経て1862年に出版された。

内容説明

無限に多くの属性からなる神、「身体の観念」としての人間精神、神の直観的認識による感情からの解放と神への愛…主著『エチカ』の萌芽をはらむ、謎に包まれた短論文。

目次

第1部 神、および神に属するものについて
第2部 人間、および人間に関係する事柄について
付録
概要

著者等紹介

上野修[ウエノオサム]
1951年生。大阪大学名誉教授

鈴木泉[スズキイズミ]
1963年生。東京大学大学院人文社会系研究科教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

∃.狂茶党

12
『エチカ』以前に書かれた、あるいは述べられたもので、『エチカ』の直前なのか、それとももっと初期なのかも判然としていない、写本を元にした本。 訳註は、ほぼ全て翻訳の問題、どのテキストを用いるかなので、研究者でもない限り、いちいち参照しなくてもいいと思われる。 これまで読んだスピノザの本に比べて、わかりにくいなと思いながら読んでいたのですが、そもそもかちっと固まってなく、スピノザ自身が完成稿としたものではないかららしい。 ↓2023/07/02

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