出版社内容情報
1861年にオランダ語訳をもとにした写本が発見されるまで、書簡と間接的な証言によってしかその存在が知られていなかった作品。神の存在と人間の至福についてスピノザが友人たちのために講義したものであり、のちに主著『エチカ』で展開される哲学体系の萌芽が見てとれる。生前スピノザは公刊を断念し、没後数世紀を経て1862年に出版された。
内容説明
無限に多くの属性からなる神、「身体の観念」としての人間精神、神の直観的認識による感情からの解放と神への愛…主著『エチカ』の萌芽をはらむ、謎に包まれた短論文。
目次
第1部 神、および神に属するものについて
第2部 人間、および人間に関係する事柄について
付録
概要
著者等紹介
上野修[ウエノオサム]
1951年生。大阪大学名誉教授
鈴木泉[スズキイズミ]
1963年生。東京大学大学院人文社会系研究科教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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