網野善彦対談集〈1〉歴史観の転換

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網野善彦対談集〈1〉歴史観の転換

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  • サイズ B6判/ページ数 304p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784000928113
  • NDC分類 210.04
  • Cコード C0321

出版社内容情報

阿部謹也,川田順造,山口昌男,二宮宏之,加藤周一,石井進――戦後日本の学問・言論・思想を主導してきた第一人者たちとの間で交わされた,読み応えある対話六編.専門分野の違いを超えて時代感覚を共有する諸氏と,歴史に関わる大きな視点からの議論が展開される.初めての公刊となる神奈川大学大学院の最終講義「人類史の転換と歴史学」を巻末に収録.

内容説明

日本中世史を中心に列島の歴史像の変革に挑戦し、「日本」とは何かを問い続けた歴史家・網野善彦。日本史はもとより西洋史・文化人類学・考古学・民俗学・文学・芸能など多彩な分野の第一人者たちと語り合った対談・座談の記録を集成する。時代を見つめ、未来を展望する知恵に満ちた、生き生きとした議論がここに甦る。

目次

1 中世に生きる人々―阿部謹也
2 歴史と空間の中の“人間”―川田順造
3 歴史の想像力―山口昌男
4 歴史叙述と方法―歴史学の新しい可能性をめぐって―二宮宏之
5 世界史の転換と歴史の読み直し―二一世紀への課題―加藤周一
6 新しい歴史像への挑戦―石井進
網野善彦最終講義 人類史の転換と歴史学―神奈川大学大学院歴史民俗資料学研究科にて

著者等紹介

山本幸司[ヤマモトコウジ]
1946年生まれ。慶應義塾大学大学院経済史専攻修士課程修了。出版社勤務を経て、中央大学大学院国史学専攻博士課程単位取得。神奈川大学短期大学部・同大学院歴史民俗資料学研究科教授、静岡文化芸術大学文化政策学部教授を歴任。静岡文化芸術大学名誉教授。専門は日本中世法制史・思想史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

もりくに

39
「知の巨人」というのも最近あまり流行らないようだが、本書の各氏はそれに当たる人が多いのではないか。所収の対談は、いずれも2000年より前のものだが、本書は2015年の発刊なので、多くの論点は今も有効なのだろう。著書もろくに読まずに、「話し言葉」だからという邪な思いで読んでみたが、十分に理解できたとは言い難い。でも個別の論点を超えた大きな視点でのやり取りや、相手の発言に触発されて思わず流れ出す発言などから、ヒリヒリする面白さも味わえた。特にドイツ中世史の「阿部謹也」さんと、文化人類学の「山口昌男」さんは。→2019/08/31

白義

14
網野善彦の、単行本にはあまり収録されてこなかった、それも同世代の各分野のレジェンドたちとの対談を中心に編んだ対談集シリーズの第一巻。巻頭の阿部謹也との対談からして40年以上前であることからわかるように、むしろこれらの対談で萌芽的に出た問題意識をそれぞれが育んでいった事がわかる。非定住民と都市形成、無文字社会の「声」の歴史、王権論と天皇論の接続……民俗学も含めた学際的な研究が芽吹くのを切り開き、また見守ってきた著者の最終講義も収録されていて万感の思いになる。この時は新しい歴史学だったものが、今の歴史学なのだ2020/08/06

かんがく

11
異なった専門家同士の対談集は、読みやすいわりに内容が幅広くて知的好奇心が刺激されるので良い。勉強をしようという気になれた。網野特有の、百姓、漁民、天皇、日本、無縁などの論が展開されるが、そこにアフリカやヨーロッパの話が絡んでくるのでとても面白い。戦後のマルクス歴史学の進歩史観、文字記録への傾倒、日本を均一に見る視点などから解放され、民俗学や人類学との接近が目指される。歴史学の転換点において網野が持った未来への希望が見て取れる。対談相手の著作も読んでみたいと思った。2019/02/24

メーテル/草津仁秋斗

0
網野と様々な人々の対談を収録した本。戦後の現代において、歴史とは?という議題が中心に据えられているように思える。文化人類学者や西洋史学者など、近接ジャンルの方との対談が新たな問題提起をしていて面白い。2015/07/14

tamioar

0
著作集より入りやすい。2015/05/28

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