出版社内容情報
ドイツの表現主義の現場が息づく舞踊詩の形象! 大正モダニズムを現出した「近代舞踊の烽火」「作曲家の言葉」「音楽の法悦境」など,いまも斬新な舞台芸術論のほか,北原白秋との歌曲創作が結実させた音楽論を収録.日本の創造的な音楽論の第1歩を刻す.
目次
作曲者の言葉(近代舞踊の烽火;作曲者の言葉;音楽の法悦境)
未刊随想1(音楽論考;作品解説)
プログラム・ノート、他(東京フィルハーモニー会第拾四回演奏会―恤兵スィンフォニー音楽会;東京フィルハーモニー会管絃楽部第一回公開試演―フヰルハーモニー第一回試演に就て;東京フィルハーモニー会管絃楽部第二回公開試演 ほか)
著者等紹介
後藤暢子[ゴトウノブコ]
1938年生まれ。近代音楽研究家。1975年ころから山田耕筰研究を開始、『山田耕筰編年体作品表』(1983年)を刊行、『山田耕筰作品全集』(全一八巻)を校訂・刊行中。第三回中島健蔵賞を受賞。「山田耕筰研究所」を主宰
団伊玖磨[ダンイクマ]
1924年生まれ。作曲家/指揮者/随筆家。作曲を山田耕筰、諸井三郎らに師事。オペラ『夕鶴』などで多くの音楽賞を受賞。また書き継いだ一連の『パイプのけむり』はロングセラーとして著名。日本芸術院会員
遠山一行[トオヤマカズユキ]
1922年生まれ。音楽評論家。東京文化会館館長、桐朋学園大学学長、日本音楽コンクール委員長などを歴任。フランス文芸勲章オフィシエ章。『遠山一行著作集』(全六巻)。財団法人日本近代音楽館理事長
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。