出版社内容情報
近代哲学の基盤である批判哲学を確立し,ギリシア以来のあらゆる哲学的課題を論じつくしたカント.世紀末といわれ未曾有の転換期を生きつつある今日,それらの著作から汲み取るべきものはあまりにも多い.講義録・書簡を含むその全著作を,国際的水準にある日本のカント研究者の参加を得て全編新訳で刊行する決定版全集.
目次
1 超越論的原理論(超越論的感性論;超越論的論理学(超越論的分析論))
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Püppie
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史上最も完成度の高い本を選ぶなら、やはりこれになるのではないだろうか。ぼくも卒論でこれにするか"Sein und Zeit"で悩んだんだけど、好きな方をやった方がいいよ、という先生の意見に従ったのだった。うん、すごいとは思うけど好きではないね。目次見つけられないから、感想はてきとーに上〜下巻に分ける。2010/03/09
nogi
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まだ未熟ながらも、できる限りの準備や訓練をして、かなり長い時間を費やして読んだ。人間のある限界点の一つを十分味わえて、それ以後とそれ以前とでは、自分の思考や認識は極端に変わったと思う。結局、まだ自分には早すぎて、豚に真珠だったけど。2022/10/12