出版社内容情報
アイヌ語の保存・解明を目的として1955年以来,7人の言語学者が研究グループを組織し,実地調査・研究を進めて完成した方言辞典.1964年刊行.日英独仏露語に関する基礎語彙研究を参酌して生活に不可欠の基礎的概念二千余を選び,それらを表わすアイヌ語を地方ごとに採録.アイヌ語研究にとっては勿論,一般言語学の研究にも極めて貴重な書である.
感想・レビュー
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kaizen@名古屋de朝活読書会
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東京都港区の財団法人三康文化研究所附属三康図書館で拝見。八雲 幌別 沙流 旭川 帯広 未幌 名寄 宗谷 樺太ライチシカ の地域に住む人の言葉を記録。 人体、静止、人間、人間関係、社会、言語、移動、人に対する行動、授受、衣、食、住、仕事、道具、物に関する行動、存在、能力、知識、信仰、遊び、動物、植物、鉱物などに分類して用語を一覧にしている。たこ、いか、くらげ の様に海の物は、山の人は「ない」「知らない」「忘れた」「言わない」という例あり。アイヌ語索引、日本語索引あり。アイヌ=大和言葉辞典としても使える。 2013/07/12