出版社内容情報
一九八〇年代後半から九〇年代初めにかけて、ペレストロイカ、東欧の激動、冷戦の終焉、そしてソ連の解体という一連の事件が世界を揺さぶった。なぜかくもあっけなくソ連は終焉したのか。政治・経済・社会の変化、民族問題と連邦制の動向、国際関係の展開を包括的に盛り込み、大変動のプロセスを多面的に描く。いま必読の現代史。
【目次】
内容説明
一九八〇年代後半から九〇年代初めにかけて、ペレストロイカ、東欧の激動、冷戦の終焉、そしてソ連の解体という一連の変動が世界を根底から揺さぶり、時代の転換点と考えられた。この変動は相互に作用しながら、いかにして複合的に進んでいったのか。なぜかくもあっけなくソ連は終焉したのか。本書は、ソ連および旧社会主義圏における政治・経済・社会の変化、民族問題と連邦制の動向、国際関係の展開をとりあげ、「西側」や「第三世界」との関連も意識しつつ、ソ連の解体に至るプロセスを包括的に叙述するものである。われわれが生きる現代という時代を考えるうえで、その始まりに位置するこの大変動を振り返ることは欠かせない。
目次
序章 問題の所在―いくつかの謎
第一章 旧体制
第二章 体制内改革への背景
第三章 ペレストロイカの始まり―一九八六‐八七年
第四章 ペレストロイカ急進化の第一段階―一九八八年
第五章 冷戦終焉へと向かう動き
第六章 急進化と分極化―一九八九年
第七章 東欧激動とベルリンの壁開放―一九八九年
第八章 ペレストロイカの転機―一九九〇年
第九章 ドイツ統一と湾岸危機―冷戦終焉の決着
第一〇章 政治対立の絶頂と和解の試み
第一一章 最終局面―一九九一年八月‐一二月
終章 現代への展望
著者等紹介
塩川伸明[シオカワノブアキ]
1948年生まれ。東京大学大学院社会学研究科博士課程単位取得退学。現在―東京大学名誉教授。専門―ロシア・旧ソ連諸国近現代政治史・比較政治学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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