生活保障システムの転換―“逆機能”を超える

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生活保障システムの転換―“逆機能”を超える

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  • サイズ A5判/ページ数 336p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784000616898
  • NDC分類 364
  • Cコード C3036

出版社内容情報

この国の生活保障システムは人びとの命と暮らしを脅かしている。所得再分配後に貧困が深まるという〈逆機能〉の存在を指摘してきた著者が、歴史の検討と各国との比較を通じて「男性稼ぎ主」型システムの問題点をあぶり出し、社会のしくみを歪めたアベノミクスとコロナ対策を徹底批判。転換の方途を提言する。

内容説明

この国の生活保障システムは、人びとの命と暮らしを守るどころか脅かしている。著者は、所得再分配後にかえって貧困が深まるという〈逆機能〉の存在をはやくから指摘してきた。本書ではさらに進んで、歴史的分析と国際比較を通じて、日本の「男性稼ぎ主」型システムの機能が「女性処罰」的であることを検証し、転換を提言する。アベノミクスとコロナ禍をへて、システムの「姥捨て」の実相がむき出しになり、若い女性が生きることを拒否する動向にも歯止めがかからない。私たちはこの危機から脱却できるのか?

目次

生活保障システムの機能と型
第1部 多様性のなかの日本の位相(「男性稼ぎ主」型の成立と脆弱性;「男性稼ぎ主」型の成果とその推移;生活保障システムの機能―税と社会保障の累進度に注目して;投資する国と処罰する国―子どもを産み育てること、就業すること)
第2部 アベノミクスを検証する(生活保障をめぐるビジョンの布置;アベノミクスはなにをしたのか パート1―社会保障の重点化・効率化;アベノミクスはなにをしたのか パート2―コロナ禍よりもコロナ対策禍;周回遅れから逆走し、苛烈な女性処罰―岸田「新しい資本主義」の実相)
命と暮らしを守る生活保障システムとは

著者等紹介

大沢真理[オオサワマリ]
1953年生まれ。東京大学名誉教授。社会政策研究者。経済学博士。『企業中心社会を超えて―現代日本を〈ジェンダー〉で読む』(時事通信社、第13回山川菊栄賞受賞、のち岩波現代文庫)、『生活保障のガバナンス―ジェンダーとお金の流れで読み解く』(有斐閣、第6回昭和女子大学女性文化研究賞受賞)のほか編著書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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Mc6ρ助

16
最初の「はじめに これでは持続しない」だけでお腹いっぱいと思っていたらとんでもない、失われた30年が日本のステイクホルダー達が時代の変化に対応しなかった、いや、時代錯誤な選択を繰り返した結果だと思い知らされる。あげくが日本を戦争をできる国にした人とする国にした人の共演、小泉Son演出の備蓄米放出で天候不順、米不作なんて迷信深くなっていけない。著者がこれだけしっかり対策を提示してくれている、それを実施する政党が今度の参院選で選ばれることを、せめてせめて議論する国会となることを祈念してやまない。これは名著。2025/07/03

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