1インチの攻防―NATO拡大とポスト冷戦秩序の構築〈下〉

個数:
電子版価格
¥4,180
  • 電子版あり

1インチの攻防―NATO拡大とポスト冷戦秩序の構築〈下〉

  • ウェブストアに11冊在庫がございます。(2025年07月27日 05時24分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●3Dセキュア導入とクレジットカードによるお支払いについて
    ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ 46判/ページ数 446p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784000616744
  • NDC分類 319.8
  • Cコード C0031

出版社内容情報

NATO拡大によって、冷戦終焉後に高まった米ロ協調への期待は急速に失われ、新たな分断線が決定的なものとなった。その政治的な選択はいかになされたか。外交史研究の第一人者による本書は、アメリカ・ロシア・欧州各国のリーダーたちがポスト冷戦秩序の構築へ向けてせめぎあう一九九〇年代の壮絶な権力ドラマである。

内容説明

NATOの東方拡大によって、冷戦終焉後の楽観主義は急速にしぼみ、新たな分断線の構築は決定的なものとなった。その政治的な選択はいかになされたのか。外交史研究の第一人者が膨大な外交文書と当事者へのインタビュー記録を駆使して著した本書は、アメリカ・ロシア・欧州各国のリーダーたちがNATO拡大をめぐってせめぎあう一九九〇年代のドラマである。下巻では、中・東欧諸国のNATO加盟が進められることで、米ロ対立があらわになる九〇年代後半を扱う。現在の世界をも照らし出す一級の現代史。

目次

第二部 天候回復 一九九三‐九四年(承前)(隆盛と衰退)
第三部 氷結 一九九五‐九九年(とてつもなく重い責任;拡大のコスト;それは始まりに過ぎない;未来の輪郭を刻む)
新たな時代

著者等紹介

サロッティ,M.E.[サロッティ,M.E.] [Sarotte,Mary Elise]
ジョンズ・ホプキンス大学高等国際関係大学院教授。外交史研究。とりわけ冷戦終結からポスト冷戦期に関する研究を続ける

岩間陽子[イワマヨウコ]
政策研究大学院大学教授。国際政治・欧州安全保障

細谷雄一[ホソヤユウイチ]
慶應義塾大学法学部教授。国際政治史・イギリス外交史

板橋拓己[イタバシタクミ]
東京大学大学院法学政治学研究科教授。国際政治史・ヨーロッパ政治史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

starbro

145
上下巻、1,000頁弱(外国本は注釈や参考文献が多いですが、40%)完読しました。同時代を生きているので、凄いサプライズはありませんでしたが、ロシアの視点ではNATOの拡大は脅威でしょうね。NATOを拡大しておきながら、自らの負担を極力減らそうとしているアメリカ・トランプ政権も無責任だと思います。米・露・中が争っている間に漁夫の利で21世紀後半はインドの時代では。 https://www.iwanami.co.jp/files/moreinfo/0616730/0616730_commentary.pdf2025/02/15

紙狸

20
この本の中心テーマは、「NATO東方不拡大の約束」があったかどうかではなく、どうして米国はNATO拡大を決断したのか、そしてどうして米露関係は悪化したのかーだ。1990年代から21世紀初頭までの米露間の外交、両国の内政などを丹念に辿る。ソ連「封じ込め」提唱で知られるジョージ・ケナンやマクナマラ元国防長官のようにNATO東方拡大に反対の声をあげた有識者もいた。著者サロッティ氏は、旧ソ連圏諸国のNATO加盟のプロセスを段階的でより長いものにすることができたのではないか、と考えているようだ。2025/06/16

ceskepivo

5
1989年のベルリンの壁の崩壊後、旧東側の人たちは幸福感を抱いた。しかし、必ずしもそうではなかった。新しい時代を待ち望むだけではいけない。最大限の恵みを受けるためには、全力を尽くさなければならない。2025/04/02

Go Extreme

4
クリントンーNATOをヨーロッパの安全保障基盤と強調→OSCEを周辺化 ロシアーNATO拡大を侮辱・エリツィンが公に反発 プダペスト覚書の署名計画が危機→クリントンの努力でSTART I・II進展 ポーランドー核の保証なしでNATO加盟受け入れ意向・ワレサも譲歩姿勢 ロシア外相ーウクライナの立場を懸念 マドリッド首脳会議ーチェコ・ハンガリー・ポーランドのNATO加盟決定 米国ー新規加盟国の受け入れ段階的に&ロシアとの対話維持 ロシアはNATO拡大に反発 NATO拡大→冷戦後の新たな分断・米露の信頼関係崩壊2025/01/31

お抹茶

3
クリントンとエリツィンの関係に特に焦点が当てられ,ドイツはコールが中心。ポーランド,ウクライナ,バルト三国,バルカン半島の動きも書かれている。1994年のチェチェン侵攻は,NATO加盟を要望する諸国の恐怖心を掻き立てるものだった。2025/07/23

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/22324044
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。

最近チェックした商品