出版社内容情報
「幕末維新変革」と「自由民権運動」をいかに架橋するのか――分断して捉えられがちな維新変革と自由民権を、密接に絡み合いながら展開する一連の歴史過程として詳らかに描き出す、著者年来の課題意識に基づく渾身の書きおろし。上巻では「民選議院設立建白」のインパクトと意義の大きさに、一五〇周年の今、改めて注目する。
内容説明
「幕末維新変革」と「自由民権運動」をいかに架橋するのか―。分断して捉えられがちだった維新変革と自由民権を、密接に絡み合いながら展開する一連の歴史過程として詳らかに描き出す、著者年来の課題意識に基づく渾身の書きおろし。上巻では、「民選議院設立建白」提出から一五〇年の今、そのインパクトと意義の大きさに改めて注目する。
目次
第1部 民選議院設立建白と公論世界の成立(公論世界の成立と新聞・雑誌;言論弾圧との闘いと代言人たち;「楠公・権助論争」と福沢諭吉;教部省政策の破綻―天皇支配の正統性をいかに証明するのか;地方官会議と全国各地域の主体的活動)
第2部 士族民権と平民民権(士族と豪農商の共闘―阿波自助社活動〓末;士族民権の論理;平民民権の頂点 庄内ワッパ騒動;竹橋事件と兵士民権;報徳運動と民権運動)
著者等紹介
宮地正人[ミヤチマサト]
1944年生まれ。東京大学史料編纂所教授、同所長、国立歴史民俗博物館館長を経て、東京大学名誉教授。専攻は日本近現代史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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