出版社内容情報
2000年5月3日、佐賀駅から福岡天神行きの西鉄高速バスが17歳の少年にバスジャックされ1人が死亡、2人が負傷した。事件に遭遇した山口由美子さんは重症を負い、恩人を喪った。その後、山口さんを子どもたちの居場所をつくる活動に邁進させた原動力は? 穏やかな筆致が胸に迫る当事者ノンフィクションの書き下ろし。
内容説明
二〇〇〇年五月三日、佐賀駅から福岡天神行きの西鉄高速バスが一七歳の少年にバスジャックされ、1人が死亡、2人が負傷した。事件に遭遇した山口由美子さんは重傷を負い、恩人を喪った。その後、山口さんを子どもたちの居場所をつくる活動に邁進させた原動力は?穏やかな筆致が心をゆさぶる、当事者ノンフィクションの書き下ろし。
目次
1(事件のこと;塚本先生と私;事件の後の変化)
2(関係の波打ち際;子どもたちの「居場所」ができていく;「親」「大人」のありかたとは?)
3(被害者の視点、加害者の視点;「少年」と出会い直す;事件から10年)
著者等紹介
山口由美子[ヤマグチユミコ]
1949年佐賀県生まれ。2男1女の母。元洋裁専門学院教師。2000年5月、西鉄バスジャック事件に遭遇し重傷を負う(この事件で同行の恩人・塚本達子先生を喪う)。事件後、参議院法務委員会で参考人として意見を述べる。2001年、不登校の親の会を仲間と立ち上げ代表に。2002年、不登校の子どもの居場所「ハッピービバーク」を開設。2005年、京都医療少年院にて加害少年と面会。2012~2015年、九州大学大学院にて、子どもの感性等について学ぶ。佐賀少年刑務所で月一回の講話の他、各地で講演活動も行う。本書が初の著書(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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