幕末の合巻―江戸文学の終焉と転生

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幕末の合巻―江戸文学の終焉と転生

  • 佐藤 至子【著】
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  • 岩波書店(2024/02発売)
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  • サイズ A5判/ページ数 372p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784000616287
  • NDC分類 913.57
  • Cコード C3091

出版社内容情報

合巻は、近世の出版文化と命運をともにした最後の江戸文学であった。幕末期に人気を博した『児雷也豪傑譚』は、他のメディアへの「転生」を多彩に成し遂げることで、広く近現代の娯楽文化のなかに生き続けることができた。古典と近代を架橋する合巻の様相を多角的に描き出すことから、文学研究の新たな地平をひらく。

内容説明

合巻は、近世の出版文化と命運をともにした最後の江戸文学であった。しかしながら、幕末期に人気を博した『児雷也豪傑譚』は、他のメディアへの「転生」を多彩に成し遂げることで、広く近現代の娯楽文化のなかに生き続けた。古典と近現代を架橋する合巻の様相を多角的に描き出し、文学研究の新たな地平をひらく論文集。

目次

第1部 合巻を読むために(合巻の流れ―文化期から天保期まで;文学研究のなかの合巻)
第2部 『児雷也豪傑譚』―近世娯楽小説の到達点(児雷也と蝦蟇;蛇の物語と三すくみ;転生する物語―『児雷也豪傑譚』から『NARUTO』へ)
第3部 『白縫譚』―変革への希求(体制を撹乱する妖術使い―嗣子としての若菜姫;女性たちの悲劇―伝奇のなかの現実;叛逆の物語と土蜘蛛;「忠孝」から「善悪」へ―『白縫譚』初編・二編の構想;長編合巻を作る―キャラクターと見せ場)
第4部 越境する合巻(歌舞伎と合巻―『吉皐染扶桑初鷄』;読本と合巻―『雪梅芳譚犬の草紙』『仮名読八犬伝』;伝奇性と当世性―文政期合巻における芸者像;幕末の合巻と「江戸」;合巻と転生―虚構の生命力)

著者等紹介

佐藤至子[サトウユキコ]
1972年生まれ。2000年東京大学大学院人文社会系研究科博士課程修了。博士(文学)。日本近世文学専攻。椙山女学園大学助教授、日本大学教授を歴任。現在―東京大学大学院人文社会系研究科教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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