出版社内容情報
根拠なき楽観論、改竄される情報、現地への偏見と無理解......。1000名を超える政府・軍関係者へのインタビュー、ラムズフェルド国務長官の残した1万枚以上のメモなど膨大な資料が明らかにする米史上最長の戦争の失敗、そしてタリバン復権に至る真相。大きな反響を呼んだワシントン・ポストによる調査報道、待望の書籍化。
内容説明
二〇一六年夏、『ワシントン・ポスト』のベテラン記者であるウィットロックはある情報をキャッチした。無名の政府機関SIGARが、アフガニスタン戦争に関わった数百人にインタビューを行ったというのだ。二度の連邦訴訟を経て公開にこぎつけた数千頁の聞き書き、そしてラムズフェルド国防長官が残した五万枚を超える内部メモなどの膨大な資料が克明に語るアメリカの無知と傲慢、組織的な情報の改竄、そして失敗の本質とは―全米のみならず世界に衝撃を与えた調査報道、待望の書籍化。
目次
第1部 誤った勝利の味 2001~2002
第2部 大きな動揺 2003~2005
第3部 ターリバーンの復活 2006~2008
第4部 手を広げすぎたオバマ 2009~2010
第5部 崩壊2011~2016
第6部 膠着状態 2017~2021
著者等紹介
ウィットロック,クレイグ[ウィットロック,クレイグ] [Whitlock,Craig]
『ワシントン・ポスト』紙の調査報道記者。2019年にはアフガニスタンに関する報道でジョージ・ポルク賞軍事報道部門、スクリップス・ハワード賞調査報道部門、調査報道記者と編集者の情報の自由賞、ロバート・F・ケネディ・ジャーナリズム賞国際報道部門を受賞。これまで60か国以上で取材を行い、ピューリッツァー賞の最終選考に3度ノミネート。メリーランド州シルバー・スプリングに暮らしている
河野純治[コウノジュンジ]
翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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羊山羊
とある本棚
まー
やすお
もてぃ