都鄙大乱―「源平合戦」の真実

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都鄙大乱―「源平合戦」の真実

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  • サイズ 46判/ページ数 358p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784000614917
  • NDC分類 210.38
  • Cコード C0021

出版社内容情報

『平家物語』等に華々しく描かれる〈源平合戦〉の真の姿は、都鄙問わず戦乱に巻き込み、全国の田畠を荒廃させ、多数の死者を出した苛烈な〈内乱〉であった。物語の背後に消えた名もない民衆の痕跡を可能な限り同時代史料に求めつつ、時代の〈真実〉を丹念に読み解く。〈鎮魂〉への思いを込めた、渾身の一作。

内容説明

治承四年の以仁王の乱から平家滅亡の壇ノ浦合戦まで、足かけ六年。『平家物語』等に華々しく描かれる“源平合戦”の真の姿は、都鄙を問わず戦乱に巻き込み、全国の田畠を荒廃させ、多数の死者を出した苛烈な“内乱”であった。物語の背後に消えた中下級武士や名もない民衆の痕跡を可能な限り同時代史料に求めつつ、時代の“真実”を丹念に読み解く。“鎮魂”への思いを込めた、武士研究の第一人者による渾身の一作。

目次

第1章 以仁王令旨と諸国・諸氏の挙兵
第2章 反乱はなぜ全国化したのか
第3章 内乱の深化と信越の動向
第4章 養和の大飢饉
第5章 平家、都を落ちる
第6章 義仲滅亡と「一の谷」合戦
第7章 平家の滅亡
第8章 鎮魂される死者
結び

著者等紹介

〓橋昌明[タカハシマサアキ]
1945年、高知市に生まれる。1969年、同志社大学大学院文学研究科修士課程修了。滋賀大学教育学部教授、神戸大学大学院人文学研究科教授を経て、神戸大学名誉教授(博士・文学、大阪大学、2002年)。専攻は日本中世史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

サケ太

23
「源平合戦」を知る上で素晴らしい一冊。平家物語や吾妻鏡などの各逸話によって形成された戦の実像。神格化、伝説化される人物たち、それによって劣化させられた出来事や人々も存在する。以仁王の令旨から始まり、それが全国に広がった過程。頼朝の立場、周囲からの評価。義仲の台頭。養和の大飢饉の影響。「一の谷」の戦い。壇ノ浦海戦の意味。義経の没落。それだけではなく、戦後の処理なども書かれており良かった。正直教科書以外でこの戦を知ることが出来なかったので、興味深かった。2021/10/06

MUNEKAZ

19
治承・寿永の乱の概説本。単純に時系列を追うだけでなく、内乱の裏にあった院政期の諸矛盾を丁寧に解説している。院による御願寺建立の増大とその運営にかかる財源調達のため、地方への収奪が激化したことを背景に、知行国・荘園の集積に努めていた平家に対する不満が爆発したのが、内乱の主因とする。教科書から一歩進めて、「源平合戦」のことを知りたいと思う人にはちょうど良い一冊。ただ先の大戦の反省を述べて、「合戦」自体の研究を忌避する姿勢はどうなんだろ。結局、戦前の研究が生き残る温床では。「そういうとこだぞ」と思ってしまう。2022/07/08

Toska

15
いわゆる治承・寿永の乱は、単なる源平の争乱ではなかった。院政期以来の社会構造の変化と地方への経済的負担の増大により、各地で対立構造が醸成されていた。以仁王の令旨と源平の角逐は争乱のきっかけにすぎない。頼朝挙兵に際して、北条時政が山木判官を血祭りに上げなければならなかった理由もそこにある。既存の源平イメージを抜け出した広く俯瞰的な考察、一方で重要な事象や人物は集中的に深堀りするミクロな視点も併せ持つ。お勧めの大作。2024/11/20

スプリント

7
大河ドラマの影響でこの時代について書かれている書籍を読み漁っていますが、知識欲を満足させる内容でした。 2022/03/19

ゆの字

4
源平合戦の「真実」というより「裏側」という感じ。荘園についての説明が詳細で、勉強になった。合戦そのものや、平家についてはほとんど記述はない。源平の動きは承知した上で、そこから一歩踏みこんで地方も含めた周辺でどういうことがあったのかを知るのによいかも。2022/04/10

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