死者の力 - 津波被災地「霊的体験」の死生学

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死者の力 - 津波被災地「霊的体験」の死生学

  • 高橋原/堀江宗正
  • 価格 ¥2,640(本体¥2,400)
  • 岩波書店(2021/09発売)
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  • サイズ 46判/ページ数 348p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784000614894
  • NDC分類 369.31
  • Cコード C0036

出版社内容情報

東日本大震災の津波被災地でしばしば語られる「霊」体験。メディアで取り上げられ、多くの人々の関心を集めてきた。この切実な体験をどう考えるか。物語の力、伝統宗教や習俗、儀礼との関わり、残された人の心身のケア、共同体における作用等から「死者の力」に迫る。被災地住民と宗教者への聞き取りに基づいた調査研究の決定版。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

バジルの葉っぱ

3
幽霊話は不安な気持ちや心配などが生み出していることが多いようであるが、中にはどうしても説明のつかないこともあるようです…。 本書は単なる怪談の収集ではなく、なぜそのような不思議な体験談が語られるのかその背景を探っていく。 仏教の各宗派での霊魂や死後の世界などについての考え方なども面白く読んだ。2022/02/21

Go Extreme

1
物語の力─霊的体験になぜひきつけられるのか: 未知の霊、身近な霊 犠牲者遺族の夢 心霊現象と被災地復興のフェーズ 儀礼の力─宗教者は霊的体験にどう対処したのか: 儀礼の効用 宗教的応急手当て 仏教教団の霊魂観 絆の力─亡き人との絆にどう支えられているのか: 悲嘆、記憶、前向きさ 悲嘆共同体 共同体の力─霊的体験の地域差はなぜ生じたのか: 未知の霊の身近な霊への包摂 信仰の力: スピリチュアルケアの可能性 ポスト近代の悲嘆文化 結 論: 物語的現実としての死者・霊 霊概念の三モデル 死者の力をめぐって2021/11/06

oritako

0
ようやく読めた。親しい身内との絆を象徴する「身近な霊(死者)」と宗教者に対応を依頼しなければならないような恐ろしい「未知の霊(死者)」という枠組みにおいて被災地における調査結果がまとめられている。 物語の力、儀礼の力、絆の力、共同体の力そして信仰の力という観点から被災地の霊的体験を考える。 なかでも私にとって印象的だったのは、「物語の力」において、死者が物語的現実の中の存在でありながら、生きる人の生に影響を及ぼすというところだった。2022/12/28

さとし

0
儀礼的行為にファーストエイド的な役割があることが興味深い。「儀式はみんなが心を合わせてやると効果が出る」らしく、ラポールの重要性を感じる。2022/11/25

雨宮菖蒲

0
宗教学者である著者らが津波被災地のでの聞き取りやアンケートを通して、震災を生き残った生者と震災で亡くなった死者のあいだにあるつながりについて、調査・分析を試みた本。「継続する絆(continuing bonds)」という概念を手掛かりに、身近な人が死んだ後なおも続いていく関係、生者と死者とはどのようにつながっているのかを精緻に考察している。2022/03/17

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