出版社内容情報
GAFAなどのハイテク産業が屹立するニューヨークやシアトルなどのスーパースター都市。復興の明暗を分けるラストベルト都市。従来の豊かさの象徴だったショッピングセンターが廃れ貧困が広がる一方で、ミレニアルたちが移り住む「新たな郊外」。さまざまな都市の変貌からアメリカ社会をダイナミックに活写する。
内容説明
GAFAなどのハイテク産業が屹立するニューヨークやシアトルなどのスーパースター都市。財政破綻と荒廃からの復興で明暗を分ける、デトロイトなどのラストベルト都市。従来「豊かさ」の象徴だった大型ショッピングセンターが廃れ、貧困が広がる一方、ミレニアルたちが移り住む「新たな郊外」。さまざまな都市の変貌からアメリカ社会をダイナミックに活写する。
目次
1 変容する「スーパースター都市の「かたち」」(創造階級/創造都市が未曽有の格差社会を生む―「アマゾン騒動」と都市社会運動の台頭;21世紀都市の「物の怪」、その正体を探る―ジェントリフィケーションの現場を歩く;補論 ポストコロナの、アメリカの「都市の「かたち」」考)
2 変容する「ラストベルト都市の「かたち」」(「格差社会の震源」コネチカットを歩く―ある工業都市が貧困都市に転落した構図を読む;ネクロポリスから「甦るラストベルト都市」―歴史的遺産を活かす)
3 変容する「郊外都市の「かたち」」(ショッピングセンター葬送の鐘が鳴る―郊外の「変容」とアメリカ例外主義の衰亡;「郊外学」が求められる時代―貧困、多様性、リベラリズム、「もう1つの郊外」)
著者等紹介
矢作弘[ヤハギヒロシ]
龍谷大学研究フェロー、博士(社会環境科学)。横浜市立大学卒。日本経済新聞ロサンゼルス支局長、編集委員を経て大阪市立大学、龍谷大学教授。この間、オハイオ州立大学、ロンドン・スクール・オブ・エコノミクス(LSE)客員研究員。東京と京都を行き来する2都暮らし(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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