おべんとうの時間がきらいだった

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おべんとうの時間がきらいだった

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  • サイズ 46判/ページ数 236p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784000614085
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C0095

出版社内容情報

「弁当というものは、残酷だ。中学1年生で、私はそう思った。自分が背負っている家族を、小さな箱と向き合う度にいつも突きつけられる……どうかわかりませんように、気づかれませんように」。ANAの機内誌『翼の王国』の人気連載「おべんとうの時間」が誕生するまでの家族の軌跡。著者自身の「おべんとうの時間」がここにある。

内容説明

お弁当ハンター・阿部了との夫婦コンビで、ANA機内誌『翼の王国』で続けてきた人気連載「おべんとうの時間」。文を担当する彼女には、幼少時代から家族の呪縛に悩み抜いてきた記憶がある。家族なんてくそくらえ、湿っぽいお弁当なんか開けたくない…。少女はやがて家を出て、自らの家族を持ち、そしてなぜか家族巡業でお弁当の取材を行うようになった。家族とは、夫婦とは、なんだろう。家族との葛藤を抱えるすべての人々にやさしく繊細な筆致で捧げる、ビタースイートなエッセイ。

目次

1 父と母(おべんとうの時間;音の番人;『E.T.』のピザ)
2 アメリカの家族(トイレでかじるドーナツ;ハーリー家のごはん)
3 夫と娘(ニッポン・チャチャチャ;家族巡業のはじまり;父の弁当)

著者等紹介

阿部直美[アベナオミ]
1970年群馬県生まれ。獨協大学外国語学部卒業後、会社員を経てフリーランスのライターに。写真家の夫・阿部了とともに、日本全国を回っておべんとうを取材、2007年よりANA機内誌『翼の王国』にて「おべんとうの時間」を連載(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

trazom

92
全日空の機内誌で、夫で写真家の了さんとともに「おべんとうの時間」を連載している阿部直美さん。その記事の明るい写真と文章を知ってるだけに、この本のタイトルはショックだった。そして、それ以上に、内容は余りにも衝撃的。殺伐とした家庭を象徴する少女時代のお弁当。そんな家庭を逃れて留学したアメリカでの底なしの疎外感。そして最後に、「弁当の本って、作る人ばかり…。僕は食べる人を撮るよ。食べる人を通して、作る人の姿まで見えてくる気がする」という了さんの優しさともに、「家族」の本当が見えてくる。とてもいい本だ。涙腺注意!2020/07/31

藤月はな(灯れ松明の火)

88
お弁当は持ってきた人の家庭を垣間見せる。他の家族と比べると、食卓は怯えて耐えるしかない家庭にいたからこそ、お弁当を開いて食べる時間が嫌いだった阿部直美さん。そんな彼女はアメリカ留学やお弁当に全く、正反対の印象を抱く阿部了氏との出会いなどでお弁当への意識も徐々に変わっていく。それにしてもお父様の音に対しての苛立ち方や爆発するような怒り方が、幼い時の私の父の様子に似過ぎて吃驚した。だからそのパートを読む時は唇を噛み締めて耐えるしかなかった。でも最後に家族と理解ができて憎むことなく、お父様を見送れて良かった。2020/09/02

ゆみねこ

78
サラメシのお弁当ハンター阿部了さんの奥さま直美さんのエッセイ。かなり強烈な両親の元に一人娘として生まれた直美さん。物心がつく頃から暴君のように家族に君臨する父と、父に従うだけの母。そんな直美さんは家族から逃れるために高校時代に米国カリフォルニアに留学し、大学卒業後、了さんと結婚しお弁当ハンターに。子育てしながらの取材旅、歳老いた両親との関わり方。良質なエッセイ、大満足。2022/11/11

はる

75
「おべんとうの時間」の阿部直美さんの、家族にまつわるエッセイ。ほのぼのしたものかと思いきや、暴君気味の父親と嘆いてばかりの母…なかなかしんどい青春時代だなあ。特に父の理不尽な振る舞いは少し怖いくらい…。それでも終盤のやりとりは切なくて、何とも言えない味わいがある。大人になって素敵な恋をして、ゆとりのある視線で両親に向き合えるようになった作者が素敵だ。エッセイだけれど、良質の家族小説を読んだ様な気分。2020/08/09

とよぽん

55
以前、阿部了さんのお弁当の本を読んだことがあった。ご夫婦で制作していらっしゃったとは知らなかった。それにしても、直美さんはお弁当にまつわる様々な思いと経験をしてこられたのだなぁ。そして、了さんとの結婚によって人生が大きく変わってきたことを思えば、縁は異なもの味なもの! と感じた。40年間ほどの家族の歴史を振り返りながらのビタースイートなエッセイ、面白かった。2020/08/06

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