内容説明
年間およそ二〇〇本の観劇を続ける著者が、いままでに観たあまたの舞台から、とくに印象深いものを選び、その回想をつづる。中学生で初めてひとりで観た芝居『彌次喜多道中膝栗毛』、青年時代に心躍らせた『セールスマンの死』、森光子『放浪記』初演の思い出、人形町末廣最後の高座の郷愁、小沢昭一畢生の代表作『唐来参和』…など、戦後昭和の公演を中心に、忘れじの名舞台七三を振り返る。
目次
建礼門院
マリウス
アディオス号の歌
巷談本牧亭
勧進帳
屋根の上のヴァイオリン弾き
セールスマンの死
アチャラカ誕生
どん底
東海道四谷怪談〔ほか〕
著者等紹介
矢野誠一[ヤノセイイチ]
1935年東京生まれ。麻布学園高等学校を経て文化学院卒。演劇・演藝評論家、エッセイスト。日本文藝家協会会員。歌舞伎学会会員、菊田一夫演劇賞・読売演劇大賞選考委員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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