出版社内容情報
幾何学的側面を強調した、解析力学あるいはハミルトン方程式の教科書。座標変換は微分方程式を解くための有効な方法であるが、微分形式とはさまざまな演算が座標変換で不変であるように工夫された概念である。これを縦横に使うことにより、ハミルトン方程式の座標不変な性質を調べる。『電磁場とベクトル解析』の続編。
内容説明
幾何学的側面を強調した、解析力学あるいはハミルトン方程式の教科書。座標変換は微分方程式を解くための有効な方法であるが、微分形式とはさまざまな演算が座標変換で不変であるように工夫された概念である。これを縦横に使うことにより、ハミルトン方程式の座標不変な性質を調べる。『電磁場とベクトル解析』の続編。
目次
第1章 ユークリッド空間上のハミルトン・ベクトル場(ベクトル場と積分曲線;1次元空間上の運動;2次元空間上の運動;変分原理)
第2章 ベクトル場と微分形式(ベクトル場の座標変換;微分形式;微分形式の積分とストークスの定理;1径数変換群と無限小変換)
第3章 ハミルトン系と微分形式(正準変換;ハミルトン系の対称性とネーターの定理;完全積分可能系;曲面上の測地線;コマの運動)
付録 アーノルド‐リウビルの定理
著者等紹介
深谷賢治[フカヤケンジ]
1959年生まれ。現在、ニューヨーク州立大学ストーニー・ブルック校サイモンズ幾何物理センター教授。専攻:幾何学(リーマン幾何学、ゲージ理論、位相的場の理論)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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