出版社内容情報
現代の時系列解析入門としての状態空間モデル. 基礎からR言語での実践,ビジネス応用まで詳解.他に時系列の因果解析例を紹介.
目次
特集「時系列解析―状態空間モデル・因果解析・ビジネス応用」(状態空間モデル;Rによる状態空間モデリング―dlmとKFASを用いて;粒子フィルタを実装してみる;状態空間モデルのマーケティングへの応用;VARモデルによる因果関係の推論―内閣支持率と株価を例に)
小特集「シミュレーションとデータサイエンス」(シミュレーション、データ同化、そしてエミュレーション;天気予報とデータサイエンス;揺らぐタンパク質と老いる私―ミスフォールディング時代のデータサイエンス;リアルなSimCityの夢)
話題
パズル・小説・漫画
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
yyhhyy
3
時系列分析の本は何冊か読んだけれどこれが一番丁寧でわかりやすい。網羅的ではないかもしれないけれどきわめて実用的2017/10/20
山のトンネル
2
1〜5の応用2022/04/08
hayata_yamamoto
2
しばしば話に出てくる状態空間モデルの概要と、その他時系列解析の外観を復習するために読んだ。北川先生の状態空間モデルの説明がものすごく分かりやすく、適度に抽象化されていてとても良かった。そのおかげで、他の章に出てきた説明や数式(記法や説明もやや異なる)にも柔軟に対応できた。また、後半のデータ同化、シミュレーション、エミュレーターの話は興味深かった。外挿の問題を扱うことも仕事柄あるため、今後のためにも勉強したいと思えた。2020/05/03
adamu_of_FUN
1
状態空間モデル・因果解析・ビジネス応用の項目はほとんど知らないことばかりで、理解しきれないことが多かったので、初歩から身に付けたい。最後のMD計算の項目は読みやすかった。生物物理とデータサイエンスの融合って感じがした。2020/01/25
yoschi_s
1
状態空間モデルを中心とした,時系列解析の手法および応用分野が紹介されている。また,RのパッケージであるKFASなどについても説明されている。 実務家が書いているだけあって,パーティクルフィルタのテクニックなどが紹介されており,興味深かった。 ビッグデータの時代になったものの,データが非常に取れる通信業界とは異なり,製造業でほしいデータはなかなか取得できない。データ同化のようなアプローチが,製造業では今後重要になってくると思う。2018/02/20