岩波科学ライブラリー 生きもの<br> ヒトデとクモヒトデ―謎の☆形動物

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岩波科学ライブラリー 生きもの
ヒトデとクモヒトデ―謎の☆形動物

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  • サイズ B6判/ページ数 126p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784000297134
  • NDC分類 484.9
  • Cコード C0345

出版社内容情報

海辺の生きものの代表格、ヒトデ。深海の覇者なのに、忘れられがちなクモヒトデ。共通項は、そう、「☆形」! なんなの、あの形? ひっくり返ったらどうする? あの体で子育てもするの……!? ☆の体で生きるとは、どういうことなのか。あの形はどこからきたのか。海の☆たちのディープな世界に、いざ、ずぶずぶとはまろう。

目次
あんなヒトデ、こんなクモヒトデ――ヒトデとクモヒトデ写真館
磯のヒトデとクモヒトデに会いにいく

1 海の☆の正体――真の姿を知っていますか
海の☆たち/星とキュウリとハリネズミ/ヒトデのからだ/クモヒトデのからだ/外骨格? 内骨格?/キャッチ結合組織/ヒトデとクモヒトデの「目」/カラフルな☆たち/発光するクモヒトデ

2 歩いて、潜って、でんぐり返し――動きまわるたち
ヒトデの歩き方――じわじわと歩く/クモヒトデの歩き方――しなやかに、すばしこく/泳ぐクモヒトデ/ずぶずぶと潜る/ヒトデの反転運動
〈COFFEE BREAK〉クラゲにヒッチハイク

3 食べるためのあの手この手――☆たちの食事
大きな胃を口から出して/ヒトデvs.二枚貝/待ち伏せヒトデ/長い腕でキャッチ/堆積物を食べてマンプク/基本は雑食――なんでも屋のクモヒトデ/泥に潜って腕だけ出して/樹上生活のクモヒトデ/腕のループと大玉送り/集団で「狩り」
〈COFFEE BREAK〉潮に合わせて腕を振るクモヒトデ

4 たちの子育て――知られざる一生
放卵と放精、ヒトデの場合/クモヒトデの場合/難しい発生実験/イトマキヒトデが☆になるまで/イーゼルをへて☆になる/リレー方式で遠くへ/胃の中で子育て、背負って子育て/保育室になるヒトデ/胎生!?のクモヒトデ/ベビーシッターになる? クモヒトデ/分身の術/腕一本から再生/闇につつまれた一生
〈COFFEE BREAK〉☆をとりまく仲間(!?)たち

5 ☆形の謎
唯一の☆形動物/放射相称という形/5にひそむ謎/どっちが前、どっちが後ろ/左右相称から放射相称が「生えてくる」/☆が☆になるまで/☆たちのきた道
〈COFFEE BREAK〉☆でもまんまる! のヒトデ

6 ヒトとヒトデとクモヒトデ
サンゴ礁を食い荒らすオニヒトデ/オニヒトデの毒針/移入ヒトデ問題/ヒトデでパンデミック/食用は要注意!/もっと使えないクモヒトデ/☆のお土産


〈付録〉さらにマニアックな読者のための巻末解説
幻のシャリンヒトデ/ヒトデの名前/クモヒトデの名前/叉棘のはなし――西洋バサミと和バサミと……/クモヒトデに年輪?

あとがき
写真出典・参考文献

内容説明

海辺の生きものの代表格、ヒトデ。深海の覇者なのに、忘れられがちなクモヒトデ。似て非なる彼らの共通項は、そう、「☆形」!なんなの、あの形?ひっくり返ったらどうする?あの体で子育てもするの…!?☆の体で生きるとは、いったいどういうことなのか。あの形はどこからきたのか。海の☆たちのディープな世界に、いざ、ずぶずぶとはまろう。

目次

1 海の☆の正体―真の姿を知っていますか
2 歩いて、潜って、でんぐり返し―動きまわる☆たち
3 食べるためのあの手この手―☆たちの食事
4 ☆たちの子育て―知られざる一生
5 ☆形の謎
6 ヒトとヒトデとクモヒトデ
付録 さらにマニアックな読者のための巻末解説

著者等紹介

藤田敏彦[フジタトシヒコ]
1961年東京都江戸川区生まれ。1989年、東京大学大学院理学系研究科動物学専攻博士課程修了。理学博士。1994年より国立科学博物館に勤務し、現在、動物研究部長。東京大学大学院理学系研究科教授を兼任。マクロ生物学的アプローチで棘皮動物の研究を続け、系統、分類、進化、生態など幅広いテーマを扱っている。一番長く付き合っている棘皮動物は、深海底をじゅうたんのように覆う「キタクシノハクモヒトデ」。2018年、棘皮動物学の振興により、日本動物分類学会賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ホークス

34
2022年刊。ヒトデ、ウニ、ナマコなど、⭐︎形(五放射相称)の体を持つのは棘皮動物門だけ。世界に約七千種。馴染みがないため、写真や図が多い本書でもマニアックに思う。人間とあまりに違うので、イメージトレーニングになって面白い。貝やサンゴを捕食する時、大きな胃を体外に出して消化する。胃を出すってどんな感じなのか。貝が口を開けた時、やったーと思うのか。などと想像した。意外にも子ヒトデを産む種類がかなりある。その子ヒトデの写真が蜘蛛の子に負けない怖さ。水中でクモヒトデのダンスを見た時のショックを思い出した。2024/01/16

MASA123

12
このシリーズは好きです。クマムシはちょっとマニアックすぎたが、ヒトデは身近でよいですね。☆型の生物は、ヒトデ、クモヒトデ、ウニ、ナマコ、ウミユリの5類しかいない。たしかに、五角形の生物は少ないとおもったが、5種類だけなのです。食べられるのはウニとナマコ。カイメンのような有用な使いはない。ヒトデはサンゴを食い荒らしたり、二枚貝をこじあけて襲ったり、触れば毒があったり、悪役としてのパワーは絶大。本書では、移動方法、食事、繁殖について、詳しく解説されている。深い海の底を、多い尽くす、クモヒトデの写真は圧巻。 2022/10/10

kazutox

8
2022年刊。最近の読書に生き物成分が足りないので読みました。岩波科学ライブラリーの生き物本は相変わらず素晴らしい。元気が出ました。2025/05/14

海星梨

5
ヒートーデーが触りたいんですよ! ということでちょっと気分だけでも味わおうと貸出てきたら、磯にいけべば会えるのかと……。子育てとかの話がいちばん面白かったかも。やっぱり、ヒトデかわいい。論文も読みたいなーと。2023/03/05

左近

5
一昨年よりバードウォッチング誌の定期購読を始め、昨年は遂に鳥見へ出掛けた…と言っておいてナンだけど、実は、一番好きなのは水中生物で、今、最も興味があるのはヒトデ(ちなみに、陸上生物ではトンボ)。ウニもナマコもウミユリもヒトデの仲間で、星形構造の身体を持つという共通点は知っていたが、詳しいことはよくわからない。というわけで、本書を楽しく読了。カラー写真が豊富で実物がわかりやすいのも良かった。最近、注目を浴びる外来種問題。逆に日本の生物種が外国で悪影響を与えるケースを忘れてはいけない。アメリカにおける稲とか。2023/01/23

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