岩波科学ライブラリー<br> なぜ地球だけに陸と海があるのか―地球進化の謎に迫る

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岩波科学ライブラリー
なぜ地球だけに陸と海があるのか―地球進化の謎に迫る

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  • サイズ B6判/ページ数 128p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784000295918
  • NDC分類 450
  • Cコード C0344

出版社内容情報

地球は太陽系唯一,陸と海のある惑星だ! 秘密のカギは地球進化にある.著者らは日本列島の南へ延びる沈み込み帯(伊豆-小笠原-マリアナ弧)での驚きの発見から,新説「海の中で大陸が生まれる」を打ち立て,地球進化の謎解きに挑む.キーワードはサブダクションファクトリーや反大陸.科学的営みをスリリングに描く.

内容説明

地球は太陽系唯一、陸と海のある惑星だ。秘密のカギはその進化にある。著者らは日本列島の南へ延びる沈み込み帯(伊豆・小笠原・マリアナ弧)での驚きの発見から、新説「海で大陸が生まれる」を打ち立て、地球進化の謎解きに挑む。キーワードはサブダクションファクトリーや反体陸。科学的営みをスリリングに描く。

目次

1 プロローグ―陸惑星地球(地球―大陸をもつ太陽系唯一の惑星;惑星の形成プロセス ほか)
2 大陸地殻―その性質と謎(マグマ発生の基本原理;プレートテクトニクスと海洋地殻のでき方 ほか)
3 プロジェクトIBM―海で生まれる大陸(IBM弧の成り立ち;IBM弧の地殻・マントル構造 ほか)
4 サブダクションファクトリー―その地球進化における役割(サブファクの原材料と製品、その製造工程;サブファクの廃棄物とその行方 ほか)
5 エピローグ―なぜこの惑星は地球なのか?(熱機関としての地球;マントル対流とプレートテクトニクス ほか)

著者等紹介

巽好幸[タツミヨシユキ]
1954年大阪生まれ。京都大学理学部卒業、東京大学大学院理学系研究科博士後期課程修了。マンチェスター大学研究員、京都大学大学院理学研究科教授、東京大学海洋研究所教授などを経て、現在(独)海洋研究開発機構地球内部ダイナミクス領域プログラムディレクター、沈み込み帯のマグマ学への貢献により2003年度日本地質学会賞、2011年度日本火山学会賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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zoe

21
メモです。地震波が地球内部を伝わる速度の情報を集積し、可視化する。地震波の不連続面(モホ面)を解析する。地球内部の核、マントル、地殻と外に向かって軽い層になっていく。その境界は6-60km,2900kmにある。なぜマントルが動いて陸地ができるのか。水があるからだ。柔らかくし、流動性が生まれる。動くと熱くなる。溶けて、固まり、重いものは落ちていき、軽いものは浮いてくる。43-44億年前の鉱物がオーストラリアやカナダから出ている。水が最初からあった。なぜこの惑星は地球なのか。2020/01/10

shinano

18
太陽系内では岩石惑星に分類される地球だが、水H2Oが液体で表層にあること(海である)、水金火の惑星たちより質量があるための重力で水蒸気として大気に混ざる水を捕まえている地球。地球形成時に水を含む岩石(鉱物中にある水酸基OHを化学構造にふくんでいること)がマントルに含まれていることでの融点降下がマグマの起因の要素などと、水の惑星ならではの化学進化と地球史が読める、やや難解な本。ぼくは鉱物知識がないから後半は難しい。グラフの見方が本文理解を左右する理系本らしい。これもまた再読要の一冊★2018/09/14

calaf

10
内容的には、私には難しい...少なくとも一読しただけでは理解度は半分以下でしょう。でも雰囲気は何となく分かった気もする...2012/06/07

手押し戦車

7
地球中心と表層の6千度の温度差を解消するのにマントルが対流しプレートが移動する。陸を作る工場に例えると沈み込み帯が煙突で火山の部分で製造工程で振動が有り地震の役目の大陸地殻プレートがコンベアの様に地殻を運び下のプレートが沈み込むと質量が減りそれを補うもう一つの材料マントルウェッジが運ばれ誘発され二次対流が起き陸が出来る。廃棄物が付加価値製品に製造されメタンハイドレート。廃棄物は十億年の間マントルの底で成熟されマグマに再利用され陸や火山を作り出して行っている。地球と言う大きい工場のビジネスモデルは無駄がない2014/10/19

ハキ

1
マグマの分化と大陸地殻形成過程の(仮説)解説がメイン。実際にトーナル岩質岩が見つかると面白いなあ。2012/09/06

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