岩波現代全書
沖縄戦後民衆史―ガマから辺野古まで

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  • サイズ B6判/ページ数 296p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784000291866
  • NDC分類 219.9
  • Cコード C0321

内容説明

県民の四人に一人が死亡した沖縄戦、地獄のような戦場を辛くも生き延びた三二万人の戦後は軍事収容所のなかから始まった。米軍による占領と軍政、日本「復帰」後も変わらない基地負担や米兵の犯罪、そして辺野古基地移転問題―今も続く差別と苦しみに向き合いながら、自力で民主主義を勝ち取ってきた沖縄のひとびとの戦後史を、無数の声を通して生き生きと描き出す。

目次

ひとびとが終わらせる戦争と戦後
第1部 焦土からの旅立ち(戦後のはじまり―国家からの難民・一九四五年;野生のデモクラシー―青年と政党・一九四六‐五一年)
第2部 軍事独裁をたおす(「島ぐるみ」の土地闘争―よわき無名の者たち・一九五二‐五六年;「祖国復帰」自治獲得運動―先生と教え子たち・一九五七‐七二年)
第3部 自然への復帰(海へ大地へ空へ―ひとびとのネットワーク・一九七三‐二〇一四年)
戦争のあとの未来へ―二〇一五~

著者等紹介

森宣雄[モリヨシオ]
1968年横浜市生まれ。琉球大学大学院法学研究科修士課程、大阪大学大学院文学研究科博士後期課程修了。博士(文学)。沖縄近現代史。聖トマス大学人間文化共生学部准教授を経て、同志社大学“奄美‐沖縄‐琉球”研究センター学外研究員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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Y_Kuroyanagi

0
20170522ー201707092017/07/09

ふら〜

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沖縄の戦後の生活や風俗に関して述べているものかと思いきや、実際は行政や米軍に対して民衆・大衆側でどのような運動を行ってきたかという社会運動史・思想史というべき本(個人的には前者を読みたかったが。というか確認しなかった私が悪いが)。運動家個人やそこに携わる人々の声も収めていたりとするんだが、今の「辺野古・高江」運動のルーツというのを見ると正直「こんなに当時は盛り上がっていたのか?声の大きい人がただ言っているだけなんじゃないか」という思いを逆に持つが穿ちすぎか(オール沖縄と同列に並べられると…?という感じ)。2017/04/23

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