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古典講読 平治物語

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  • サイズ B6判/ページ数 217p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784000287043
  • NDC分類 913.433
  • Cコード C0395

内容説明

激動の中世の幕開けとなった平治の乱。その悲劇の顛末を流麗かつ雄勁に物語る『平治物語』には、王朝中心の発想から武家中心の発想へと、時代のなかで改変されていく人びとの意識が刻み込まれていた。その創造の秘密とつきない魅力を、待賢門の合戦、義朝の最期、常葉都落ちなど、名場面の読みをとおしてさぐる。

目次

第1講 忠臣の形象(平治の乱の経緯;「武」の重視―物語の序文;清盛帰洛―反乱鎮圧者の登場;光頼卿参内―朝廷への忠義;清盛像の真実―王朝維持を望んでいた原作者)
第2講 大内裏の攻防戦(追討軍進発;悪源太義平と重盛の対決―待賢門合戦;追討軍引きあげ;体験談の影―物語の素材;成立期と作者圏)
第3講 源氏の悲劇(義朝の最期―金王丸の報告談;常葉の都落ち―母として;六波羅出頭―娘として;常葉譚の成立事情―盲女の語りと清水寺;作品の全体像)

著者等紹介

日下力[クサカツトム]
1945年生まれ。早稲田大学名誉教授。日本中世文学専攻(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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meicedar

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話中で義朝が頼朝を不自然に褒める描写があるので、どう考えても後世に頼朝様万歳!するために書かれたものだろうなと思っていたらこんなカラクリがあったとは。 でも義平VS重盛はやっぱり義平に軍配が上がっていたようなので一安心。2014/08/16

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