内容説明
第一次世界大戦は社会民主主義と共産主義にとっても決定的な分岐点であった。ローザ・ルクセンブルク、ジョレス、カウツキー、レーニンら社会主義者たちの反戦平和活動を綿密な史料的裏付けのもとに描く。生きいきとよみがえる社会主義思想の群像劇の持つ意味を問い直し、社会主義に新たな息吹を与える。
目次
1 「戦争に対する戦争を」
2 シュトゥットガルト
3 反戦ゼネスト
4 バルカン・リビア
5 バーゼルの鐘
6 ベルン
7 ロシアの「乱雑」
8 開かれざる大会
9 ブリュッセル
10 城内平和
11 インターナショナル―復活か新生か
著者等紹介
西川正雄[ニシカワマサオ]
1933年生まれ。東京大学・専修大学教授をへて、東京大学名誉教授。2008年に逝去。ドイツ史、ヨーロッパ近現代史、国際労働運動史を専攻(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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