人生をひもとく日本の古典〈第3巻〉つながる

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人生をひもとく日本の古典〈第3巻〉つながる

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  • サイズ B6判/ページ数 154p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784000286435
  • NDC分類 910.2
  • Cコード C0391

内容説明

この世のなかで、他人とかかわりなく生きて行くことは、できません。人とのつながりのなかにこそ自分自身が存在しています。娘の恋人を苦々しくも祝福するスサノオ、気心の知れた友の早世をなげく紫式部、どこまでも母親思いの頼山陽…。親子の絆、夫婦の機微、友情と信頼など、人と人とのつながり、さまざまな結びつきを探ります。

目次

1 出会い、そして別れ(雲は無心か有情か―『閑吟集』二三五;離れていてこそ―『源氏物語』総角巻 ほか)
2 夫婦の機微(政略結婚にも情愛がある―『万葉集』巻二・一〇三、一〇四;ああ、よかった、二人でいられるね―蕪村の句 ほか)
3 親子の絆あるいは絆(元祖・老老介護―御伽草子『二十四孝』;親子の縁―『平家物語』巻二「少将乞請」 ほか)
4 友情と信頼(女の友情―『枕草子』第七十二段;友情は喜び?それとも束縛?―上田秋成『雨月物語』「菊花の約」 ほか)
5 縁は異なもの(これもまた愛の暮らし―『発心集』第一「高野の辺の上人、偽って妻女を儲くる事」;あなたの気持ちはわかりました―歌舞伎十八番「勧進帳」 ほか)

著者等紹介

久保田淳[クボタジュン]
1933年生。東京大学名誉教授。日本中世文学・和歌文学専攻

佐伯真一[サエキシンイチ]
1953年生。青山学院大学教授。日本中世文学・軍記物語専攻

鈴木健一[スズキケンイチ]
1960年生。学習院大学教授。日本近世文学専攻

高田祐彦[タカダヒロヒコ]
1959年生。青山学院大学教授。平安時代文学専攻

鉄野昌弘[テツノマサヒロ]
1959年生。東京大学教授。日本古代文学専攻

山中玲子[ヤマナカレイコ]
1957年生。法政大学教授・法政大学能楽研究所所長。日本中世文学・能楽専攻(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

新地学@児童書病発動中

88
これはお勧め。日本の古典文学の一部を抜き出し、編著者が詳しい解説を付けたもの。つながると言う主題が決められており、それに合った文章が集められている。男女、親子、友情などさまざま人間同士の絆を考えさせる内容になっている。馴染みの薄い能や歌舞伎の文章を特に面白く感じた。このような本を読むと、日本人は昔から人間の絆を大切にしてきたことが分かる。私が一番感動したのは、『発心集』の部分。老いた聖と夫に死なれた女性の清らかな心の通い合いが書かれている。このような恋愛があっても良いだろう。2017/09/30

ケンチャン

0
シリーズ第三弾。夫婦・親子など色々な絆があるが、古典で取り上げられた文章をわかりやすく分類しているので、読みやすかった。2014/10/07

山がち

0
様々な縁が実に楽しい。「御手討の夫婦となりしを衣更」という蕪村の句の、解説が何とも良い。緊張感とそんなものは飄々と乗り越えてしまう夫婦のしたたかさのようなものを感じる。また「発心集」の聖がこっそり妻をめとるが、同衾といったこともなく、むしろ仏道的であり、しかしそこには夫婦の情のようなものがある。「今昔物語」の、女と睦びながら、盗賊の道へと連れられる。鞭打ちなどを受けながらも、男は耐えるのである。そして、ある日女は消えてしまう。そこにある夫婦の情は、女の不思議な魅力に負けず劣らず、奇妙な艶のあるものである。2013/09/27

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