シリーズ古代史をひらく2<br> 古代人の一生―老若男女の暮らしと生業

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シリーズ古代史をひらく2
古代人の一生―老若男女の暮らしと生業

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  • サイズ 46判/ページ数 350p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784000286350
  • NDC分類 210.3
  • Cコード C0321

出版社内容情報

古代の人々は、年齢・性別・身分に応じて多様な生業に関わり生活を営んできた。幼いころから年老いるまで働き、精一杯生きたであろう姿を、いかにして再現できるか。ジェンダーの視点を意識し、歴史学、考古学、文学研究の成果を精緻に分析することで、これまで見えてこなかったいにしえ人の想いや生きざまを描き出す。

内容説明

古代の人々は、年齢・性別・身分に応じて多様な生業に関わり生活を営んできた。幼いころから年老いるまで働き、精一杯生きたであろう姿を、いかにして再現できるか。ジェンダーの視点を意識し、歴史学、考古学、文学研究の成果を精緻に分析することで、これまで見えてこなかったいにしえ人の想いや生きざまを描き出す。

目次

“古代人の一生”を考える
男と女、人の一生
考古学からみる女の仕事、男の仕事
埴輪からみた古墳時代の男と女
男の官仕え女の宮仕え
『万葉集』にみる女と男―古代の歌における虚構と現実との相関
座談会 “古代人の一生”と性差

著者等紹介

吉村武彦[ヨシムラタケヒコ]
1945年生。明治大学名誉教授

吉川真司[ヨシカワシンジ]
1960年生。京都大学教授。日本古代史

川尻秋生[カワジリアキオ]
1961年生。早稲田大学教授。日本古代史

菱田淳子[ヒシダジュンコ]
1959年生。兵庫県立考古博物館埋蔵文化財技師。日本考古学

若狭徹[ワカサトオル]
1962年生。明治大学教授。日本考古学

吉川敏子[ヨシカワトシコ]
1968年生。奈良大学教授。日本古代史

鉄野昌弘[テツノマサヒロ]
1959年生。東京大学教授。上代日本文学、特に『万葉集』(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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さとうしん

12
各章で興味深かったポイントを書いておくと、吉村論文では夫だけでなく妻や子の戦争参加について言及されている。菱田論文では、ジェンダーの観点から『土偶を読む』とその批判本『土偶を読むを読む』について触れている。吉川論文では古代の女官の役割について、日本では宦官が存在しないということと関係している部分があるという。鉄野論文では、万葉集に見られる個々人の男女関係について、基本的には虚構であり、歌に見える表現と現実との関係を勘定に入れる必要があるという。巻末の対談では学界のジェンダー事情について触れられている。2023/12/11

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