叢書震災と社会<br> 学者にできることは何か―日本学術会議のとりくみを通して

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叢書震災と社会
学者にできることは何か―日本学術会議のとりくみを通して

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  • サイズ B6判/ページ数 164,/高さ 20cm
  • 商品コード 9784000285254
  • NDC分類 369.31
  • Cコード C0336

内容説明

大震災と原発事故は、学者に対して、学術をいまこそどのように社会のために役立てるのか、被災地域の住民のために学術は何をすべきか、という課題をつきつけた。学者一人ひとりが説明責任と倫理を確立し、学術の内実とあり方をめぐって、社会からの批判、科学者間の相互批判によって絶えず点検されなければならない。311の衝撃を受けてから半年の間、日本学術会議の部長・副会長・会長として、一人の学者が何を考え、どう行動したのか、煩悶と実践の手記。

目次

第1章 大震災の勃発・非常事態・緊急の取組み(2011年3月11日 大震災の衝撃;3月18日 「非常事態」下の日本学術会議の緊急集会 ほか)
第2章 復興のデザイン・放射線被害・エネルギー政策(6月10日 復興のグランド・デザイン分科会の提言;6月17日 会長談話「放射線防護の対策を正しく理解するために」 ほか)
第3章 会長としての仕事・比較と歴史への目・思い悩むこと(7月11日 日本学術会議第160回(臨時)総会と会長就任
7月22日 衆議院科学技術・イノベーション推進特別委員会における参考人としての発言 ほか)
第4章 総括とバトンタッチ―次の活動のために(9月1日 各分野からの提言・報告のラッシュ;9月22日 第21期の締めくくりの幹事会 ほか)

著者等紹介

広渡清吾[ヒロワタリセイゴ]
1945年生。1968年京都大学法学部卒業。現在、専修大学教授、東京大学名誉教授、ベルリン自由大学・ミュンヘン大学客員教授、東京大学社会科学研究所長、東京大学副学長、日本学術会議会長、日本法社会学会理事長、日本ドイツ学会理事長、民主主義科学者協会法律部会理事長等を歴任。専門はドイツ法・比較法社会論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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ぐうぐう

8
3.11は学者にとっても、その姿勢を問われる大きな転機となった。本書は、3.11後の日本学術会議の活動を紹介している。社会のための学術を目標とした学術会議が、本当に社会を、そこに住む人々を見つめ、学者に何ができるかを真摯に考えるようになったターニングポイントとも言える。しかし、福島第一原発事故における放射線防護対策の防護基準からして、学者によって考えがまちまちとなっていることに象徴されるように、意見の集約は困難を極め、またそれ以上に、政治の鈍さが、学術と人々を乖離させることもしばし起こっていく。(つづく)2012/09/30

佐藤丈宗

1
科学・技術(自然科学だけではなく人文科学も含む)が震災後になにが出来るのか。中でも原発事故への対応が大きな課題となった。科学的な判断材料(メリットとリスク)を提示し、学者と市民が課題を共有して議論を重ねていくリスクコミュニケーション、サイエンスコミュニケーションの確立が求められる。「推進」「反対」を踏み絵にされていた当時、学者として権力に媚びるのでもなく、世論に阿らず。東日本大震災の発生から約半年間の日本学術会議の記録。2017/03/10

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