出版社内容情報
「予見するために見る」――社会学は未来展望の学として出発したとは,社会学の祖オーギュスト・コントの言である.近代から現代に至る社会を考察してきた著者が,社会学の原点に立ち戻り,来たるべき社会を見はるかす.収録作品:「人間と社会の未来」,「二千年の黙示録」,「ユートピアの理論」,「価値空間と行動決定」,「コミューンと最適社会」,「交響圏とルール圏」
内容説明
日本を代表する社会学者の仕事の全貌を示す、初にして待望の決定版著作集。「見田社会学」と称される独自の世界を創造した著者が、自身の全仕事を振り返り、重要な作品だけを精選してその精髄を体系的に示す。テクストに改訂を加え、各巻に「定本解題」を収録する。
目次
人間と社会の未来
ユートピアの理論
価値空間と行動決定
二千年の黙示録―関係の絶対性の向こう側はあるか
コミューンと最適社会
交響圏とルール圏―「自由な社会」の重層構成