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出版社内容情報
あの夏の、忘れ物を拾いにいこう。
インハイ予選を終えた7月。陽はチームの新キャプテンになった。
仲間とぶつかり合いながら切磋琢磨し、ともに高みを目指す日々。その姿はやけに眩しく、俺の心を揺さぶった。
そんなとき、野球部のエース、江崎が現れる。
「朔……頼む、野球部に戻ってくれ。どうしても、お前の力が必要なんだ」
――あの暑い夏の日。自分で止めた時計が、もう一度音を立てて動き出した。
これは、挫折と葛藤、そしていまだ胸にうずく“熱”の物語。
あの夏を終わらせて、もう一度、夏を始めるための物語。
内容説明
インハイ予選を終えた7月。陽はチームの新キャプテンになった。仲間とぶつかり合いながら切磋琢磨し、ともに高みを目指す日々。その姿はやけに眩しく、俺の心を揺さぶった。そんなとき、野球部のエース、江崎が現れる。「朔…頼む、野球部に戻ってくれ。どうしても、お前の力が必要なんだ」―あの暑い夏の日。自分で止めた時計が、もう一度音を立てて動き出した。これは、挫折と葛藤、そしていまだ胸にうずく“熱”の物語。あの夏を終わらせて、もう一度、夏を始めるための物語。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
海月
77
相変わらずリア充っぽいけど努力してるのがよくわかる今作。スポコン回ですね☆ようやく千歳くんの過去が大分わかってきた感じ。コンスタントに読み続けても全く飽きることないし同じ主人公でもヒロインが毎度変わるからなのかとっても新鮮です。2023/02/20
如水
66
一番熱い夏が始まった…様です。しかも『去年の夏を、ちゃんと終わらせる為に』。朔が何故野球を辞めたのか?を中心にヒロインは「陽」で話が進みます。いや~熱かった、本当に。まさしく『ハートに火を点けて』。読んでて思わず目頭熱くなっちゃったよ~が感想。朔の去年選んだ選択により今の仲間が居る。野球部にいれば多分今の仲間とは希薄だった、出会わなかった…かもしれない。そう考えると感慨深いモノですな~。しかし、作者、凄いな。しっかり1巻ずつヒロインを変え、かつ際立たせている😁もうリア充爆発しろ!と思わなくなって来た👍2021/06/29
よっち
50
インハイ予選を終えた7月。チームの新キャプテンになった陽の姿はやけに眩しく心を揺さぶられる朔。そんなときかつて所属していた野球部のキャプテン江崎が朔の前に現れる第四弾。今回は前巻とは打って変わってキャプテンとして女子バスケ部を引っ張る陽の奮闘と焦燥、苦い過去にも繋がる朔と野球部の関係にスポットが当たる展開で、突出する才能ゆえに周囲とのギャップに苦しみながら諦めない陽と、自分で止めた時計をもう一度動かすために覚悟を決めた朔の奮闘には激しく心揺さぶられました。あんな姿見せられたらみんな惚れちゃいますよ(苦笑)2020/09/18
わゆ
42
チラムネ4巻、読了。 3巻でも泣かされたのに、4巻は後半〜終盤の、作者の筆圧を感じるような凄まじい熱量でもっと泣かされた。眩しすぎた。 相変わらずこの方は、前巻までの伏線の回収と、次巻以降への伏線のバラ巻き方が上手いです。読み直したくなるし、続きを早く読みたくもなる。 また、情景を五感で感じられる豊かな描写がとても好きです。ああ、昔はこんな夏の匂いを自分も感じていたのかなあ。2021/08/19
オセロ
40
バスケ部キャプテンになった陽の才能と努力の練習についていけないバスケ部の仲間と確執が生まれる。それは朔が一年前の野球部時代に経験したものと酷似していた。そんな2人が答えを探す姿を描いたシリーズ第四弾。 似た経験をした2人だからこそ刺激を与え合って前に進に進めたのかなと。 そして朔は夏をちゃんと終わらせる為に泥臭く足掻く姿、陽は朔から受けた熱を受け止め仲間を背中で引っ張ろうとする姿には胸が熱くなりました。また、孤独を味わった2人が仲間と打ち解ける場面はグッときました。2020/09/19
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