シリーズ日本の中の世界史<br> 手仕事の帝国日本―民芸・手芸・農民美術の時代

個数:

シリーズ日本の中の世界史
手仕事の帝国日本―民芸・手芸・農民美術の時代

  • 提携先に2冊在庫がございます。(2025年09月22日 23時46分現在)
    通常、5~7日程度で出荷されます。
    ※納期遅延や、在庫切れで解約させていただく場合もございます。
    ※1回のご注文は10冊までとなります
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【出荷予定日】
    通常、5~7日程度で出荷されます。

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●3Dセキュア導入とクレジットカードによるお支払いについて
    ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ B6判/ページ数 306p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784000283892
  • NDC分類 702.16
  • Cコード C0321

内容説明

西洋近代との出会いの中で急速に制度化された「日本美術」。その過程で一度は見失われかけた手仕事の魅力と価値が、若き美術家たちによって再発見された。日清・日露戦争、さらに第一次世界大戦を経て大きく変容する帝国日本の社会の中で、女性や農民、名もない職人たちとの協働を通じて新しい「美」の創造をめざした、富本憲吉、藤井達吉、山本鼎らの実践と葛藤をみつめ、その歴史的意義を問い直す。

目次

プロローグ―手仕事の居場所
第1章 「日本美術」の生成―美術政策と西洋近代(「日本美術」揺籃の場としての博覧会―ウィーン万国博覧会を起点として;産業と「美術」―「美術」の制度化(1)
ジャンルのヒエラルキーと教育制度―「美術」の制度化(2)
「手芸」と女性の国民化―もう一つの国家プロジェクト)
第2章 帝国の工芸と「他者」―富本憲吉の視線の先に(日露戦争後の美術界;消費社会の美術工芸;女性、野蛮、農民の手仕事―「他者」との遭遇)
第3章 大正期美術運動の展開―手芸、農民美術、民芸(社会問題としての美術工芸;工芸、手芸とアマチュアリズム―藤井達吉と姉妹たち;農民美術運動と農村政策の時代―山本鼎の実践と蹉跌;「個」と協働―富本憲吉と民芸運動)
エピローグ―「手仕事の国」日本はどこから来たのか、そしてどこへ行くのか

著者等紹介

池田忍[イケダシノブ]
1958年生。東京女子大学文理学部史学科卒業。学習院大学大学院人文科学研究科博士課程単位取得退学。現在、千葉大学文学部教授。日本美術史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

この商品が入っている本棚

1 ~ 1件/全1件

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

壱萬参仟縁

33
私が注目したのは、105-111頁、141-149頁、217頁、263頁であった。最初は富本憲吉とウィリアム・モリスである(104頁)。本邦初のモリス紹介者は、社会主義者の堺利彦(105頁)。権田保之助『美術工芸論』1921年(144頁)。美術工業論とは、工芸と工業で1字違いだが、要注意(146頁)。(当時における)将来の美術工芸は、奢侈品や骨董品を除外し、機械を導入、分業による大量生産を肯定するため、美術工業なのだ。私が換言すると、フォーディズムによる美術工芸はなく、それは美術工業なのだ。2020/05/09

takao

3
ふむ2023/06/30

masoho

2
運動による民芸のと農民美術の運動を、その中心となった人物の動向から紐解く。手芸への言及は少なめかな。どうしてもジェンダーの話になるし。…マトリョーシカもアイヌの木彫りの熊も、外部からもたらされたものだと知る。国際博覧会に向けて国が日本を売るために工芸を形作って行った話など興味深い。金持ちが外国を旅して文化を持ち帰り日本に根付かせたり再発見したり、文化とはやはり経済的に回っていないと発展しないものなのだと思う。2021/09/11

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/13751988
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。

最近チェックした商品