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双書時代のカルテ
すぐ「死にたい」という人たち―心療内科の診察室から

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  • サイズ B6判/ページ数 124p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784000280938
  • NDC分類 493.09
  • Cコード C0011

内容説明

ごく当たり前の人びとが病んでいる。「生きたい」という子どもたちの叫びが、この時代の病巣を撃つ。

目次

1 ITが病を加速する(責任なき匿名天国;思春期危機とインターネット;ひきこもりとニート)
2 疲れ切った若い心(リストカットと摂食障害;不登校の子どもたち;怠学する大学生)
3 関係が病んでいる(母性神話の終焉;主体なき自我;燃えつきる先生たち ほか)
むすび いじめ自殺を考える

著者等紹介

黄〓淑[コウミンシュク]
1959年、横浜生まれ。精神科医・医学博士。社会精神医学専攻。秋田大学医学部卒業後、日本医科大学精神医学教室に入局。この間、精神科病棟の現場で、治療と介護の経験を積む。現在、我孫子メンタルクリニック主宰、駒澤大学文学部心理学科非常勤講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

しば

4
内容は臨床の場面から見た若者、かなぁ。不登校の親の言葉に少しイライラした。子供本人もだけれど、親のわがままもあるような。そちらの方が、むしろ。 少し、書き方がわかりにくかった。クライエントの言った言葉と、筆者の意見の行をもう少し区別してほしかったかも。2014/07/11

るき

2
10年前の本だけど状況はあまり変わってない気がする。さらっとしすぎてて読み応えはないので、問題をざっと知りたい人向けかな。青少年に対して。「真面目で真摯なのにわずかの葛藤すら抱えられないほど耐性が低い。」教師に対して。「学校は企業と違い、利潤や効率を追求しない分、ことがらの妥当性を検証する姿勢に乏しいのが普通なのだ。そのため、教育理念がうまく実践されないと、しばしば現場の教師の資質や適正に問題があるかのようにみなされることがある」2018/02/25

小鳥遊小鳥

1
ちょっと全体的に紋切型というか、どこかから借りてきたような文章表現だなと感じてしまいました。書かれた事例は「グレーゾーン」とされているけれど、私から見ると現代人の病のひとつの形のように感じました。2014/12/30

ミテイナリコ

1
死にたいという言葉が、すごく軽くなった。そして意味合いが、真実としてではなく、他の意味を持つことのほうが多くなった。そんなことをぼんやり思う。2011/11/18

アルゴン

1
★★★    現代のゆがみにより、人の心も変調をきたしている、という。確かに。2010/06/21

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