岩波テキストブックス
史料学入門

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  • サイズ A5判/ページ数 271p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784000280433
  • NDC分類 202.9
  • Cコード C0320

内容説明

歴史学の基礎作業ともいうべき史料の批判的な解読作業から、どのような豊かなイメージを引き出すことができるのか。本書は、初学者に向けて古今東西の様々な事例を紹介しつつ手ほどきする歴史学入門。史料解読の重要性と面白さを講ずることで、歴史学の何たるか、また歴史研究の醍醐味を伝える。大学教養課程における歴史論の基礎教材として構想されたテキスト。

目次

序論 読者に過去が届くまで
第1部 史料批判という基本(古文書学と碑文学―古代ローマ史の事例;歴史学者の国語(日本語)学―室町時代の古記録を読む
非文字社会と文字資料―アンデス史の場合)
第2部 史料の政治学(削られた文章―史料の表層と本質、エンヴェル・パシャの一演説を例に;「太平天国」像の形成と変貌;事件史と裁判―「蛮社の獄」の場合)
第3部 史料の読み方・生かし方(書物から身体への接近―モリエールの喜劇より;年代記を読む―中世ヨーロッパの年代記と挿絵;自伝を読む―個人から見た植民地期のインド社会;共通歴史副教材を読む―バルカン諸国の和解の試み)
第4部 現代史・現在と過去の干渉(記憶と史料の対抗―米国における戦争体験を中心に;口述/観察/非文字資料―民俗学研究の立場から;オーラル・ヒストリーの可能性―政治史への展開)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

サアベドラ

7
古代ローマの碑文からユーゴ諸国の歴史共通副教材まで、様々な史料を読み解く15章。序文によると学部1,2年生を想定して編集されたものだそうで、どの章もそれほど専門性が高くない。学部生や歴史好きの一般の人にはよいかもしれないが、「史料学」を見て本書を手に取った人にはムムムな感じ。2013/06/23

ののまる

0
史料批判という基本/史料の政治学/史料の読み方・生かし方/現代史:現在と過去の干渉2014/08/28

双海(ふたみ)

0
史料の扱い方について軽く復習したくて読んでみました。2012/12/15

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