敵か友か―1925‐1936

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  • サイズ A5判/ページ数 315p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784000272223
  • NDC分類 928
  • Cコード C0398

出版社内容情報

戦争へと傾く日中間で、相互理解が深まりつつも歪んでいくさまを与謝野晶子、芥川龍之介、魯迅、胡適らの作品に見る。

内容説明

張作霖爆殺、満洲事変、第一次上海事変により、つかの間茅生えた協調の道は断たれ、敵対する両国は全面戦争への予兆に覆われる。戦間期といわれる時期、文人たちは何を見、予感したのか。与謝野晶子、佐藤春夫、郁達夫、芥川龍之介、林語堂、魯迅、胡適らの作品をとおして、日中間で相互理解が深まりながらも複雑に歪み、すれ違うさまを見る。

目次

1 文人たちの中国像(上海見聞録(谷崎潤一郎)
美術と支那の雑感(岸田劉生) ほか)
2 知日派たちが見た日本(雪の夜(郁達夫)
日本文化を語る手紙(周作人) ほか)
3 比較の中の日本人論(支那から見た亜細亜に於ける日本の立場(王朝佑)
日本とドイツの民族性の比較研究(抄)(潘光旦) ほか)
4 対立の前兆(現代日本文学雑論(韓侍桁)
いくつかのぶしつけな話(巴金) ほか)
5 「親善」をめぐるすれ違い(日本国民と中国当局に告ぐ(抄)(羅隆基)
満蒙問題解決の根本方針如何(石橋湛山) ほか)

著者等紹介

張競[チョウキョウ]
明治大学教授。比較文化学、東アジア文化交流史

村田雄二郎[ムラタユウジロウ]
東京大学教授。中国近代史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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