内容説明
どくへび村でワニシャブ食って、北極海でイッカクくじら。あいかわらずの突風人生。
目次
浮草島の小さな家
毒蛇村の午後
パンタナルの牛追い旅
人妻ゆうこ―との確執
デカダントな活劇ローマンス
三メートルの自転車を
おれたちの日本シリーズ
目的のわからない強化合宿
レトロ街道まんじゅう旅
毒蛇毒蜘蛛ムカデ山登攀記〔ほか〕
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
へくとぱすかる
31
今回の巻は、北極圏など海外での話が多めで、シーナさんならではのオモシロ体験がいっぱいだった。それにしても編集や校正というのは、実際に体験した話よりも文献を重視するものだと思うと、ちょっと硬直しているのでは、と思う。しかしそれでもその通りに活字化されているのだから、最終的には実体験が勝つわけである。そしてこの巻もホームレスと間違えられる話があり、アウトドア派も文句なしに筋金入りである。いつも思うのだが、日本の清潔志向は、果たしてこれからのぼくらに有利なのかどうか。気になるところである。2015/01/13
takeapple
6
新宿赤マントシリーズ、相変わらず好調。2007/10/17
yutusbochan(yasuhiko.utsubo)
4
週刊文春掲載赤マントシリーズ第18弾。2004年9月~2005年9月の椎名さんのエッセイ。この時期はパラグアイ、ブラジルのパンタナル、アラスカ、パタゴニア、ニュージーランド、北極圏といたるところへの旅生活だった椎名さん。このシリーズは読んでいて何故かほっとします。2011/02/12
bluebird
3
ワニだらけのブラジルの湿地、毒蛇にバッタリ出会う登山、無謀で命懸けな旅なのに、ワニだ!ヘビだ!愉快な冒険だ!的なノリでサラリと読めちゃうのが好き。あやしい探検隊からのファン。好奇心をくすぐる冒険は憧れます。ワニは怖いなぁ2021/10/21
wasabi
3
作家界の寅さんが神髄をきわめつつ、魅せてくれる。それにしても、どこもかしこも愉快で刺激的で雄大な風景でこれぞアウトドアって野生味があふれていて、でも結局は決して訪れたくはないところばかりだなあ。2007/08/05
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