美術の考古学

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  • サイズ B6判/ページ数 337,/高さ 20cm
  • 商品コード 9784000271134
  • NDC分類 202.5
  • Cコード C0321

内容説明

銅鐸・土器・古墳の内壁に描かれた、さまざまな人・動物・道具など…。その表現の仕方にはどのような約束事があるのだろうか。また、埴輪の中空の目、水や花の表現は、いにしえの美意識の何を表しているのか。世界各地の民族例や、子どもの絵画表現も参照しつつ、原始・古代の作者たちの精神世界に迫った論文とエッセイ。

目次

1 原始絵画の文法(多視点画から一視点画へ―弥生画と子どもの絵;出雲岩倉銅鐸と銅鐸の絵;古墳時代の絵の文法;逆さの鹿―独立展開画 ほか)
2 絵画と美術(模写・写生・イメージの絵;万葉の色、縄紋の色;埴輪の目、仏像の目;銅鐸は語る ほか)

著者等紹介

佐原真[サハラマコト]
1932年、大阪に生まれる。幼稚園のとき土器片を拾ったことから考古学の道に。大阪外国語大学ドイツ語学科を経て、64年京都大学博士課程修了。外国文献、関連諸学への広い視野をもつ。奈良国立文化財研究所勤務の後、国立歴史民俗博物館に移り、97~2001年、同館館長。考古学の知見を現代の生活に結びつけ、分かりやすく語り続けた。02年逝去

金関恕[カナセキヒロシ]
1927年生まれ。大阪府立弥生文化博物館館長

春成秀爾[ハルナリヒデジ]
1942年生まれ。国立歴史民俗博物館教授
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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きりさめ

3
発掘品に描かれた絵から当時の絵画技法や文法を探るエッセイ。図が豊富。昔の考古学に美術的観点がなかったのは驚き。岡本太郎の例からしても物の美しさや価値を見出し、世間に広めるための芸術家、美術家の役割は重要だと気付かされる。2022/08/11

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