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ペットと社会

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  • サイズ A5判/ページ数 281p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784000271097
  • NDC分類 480
  • Cコード C0300

内容説明

いま少子化が進むなか、日本でペットの数が一五歳未満の子どもの数を上回った。その一方で、ペットにまつわるさまざまな問題も顕在化してきている。ペット依存症やペットロスに苦しんだり、近隣住民とのトラブル、無責任な遺棄や虐待事件…ペットの歴史やこれからの可能性を含め、そうした問題を解決するための学際的な挑戦が始まる。

目次

序論 人間とペットの関係の未来へ
第1章 ペットの歴史学(なぜイヌとヒトは近い関係になったのか;中世ヨーロッパとペット;花のお江戸の犬と鷹;発達心理学から見た飼い主と犬の関係―人の身勝手な要求に翻弄される犬)
第2章 変容するペット(動物は自然―ペットからコンパニオンアニマルへ;少子高齢化社会のなかのペット―ペットとネオ・ファミリズム;破綻する生活―ペットの問題行動と飼い主;ペットロス―共に暮らした伴侶動物を失って)
第3章 可能性としてのペット―アニマル・セラピー(医療と動物の関わり―アニマル・セラピー;動物による子供の心の育成―動物介在教育;広がる可能性―介護・探査・救援)

著者等紹介

森裕司[モリユウジ]
東京大学大学院農学生命科学研究科教授

奥野卓司[オクノタクジ]
関西学院大学社会学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

志村真幸

1
 「ヒトと動物の関係学」の第3巻は、「ペットと社会」。  菊水健史「なぜイヌとヒトは近い関係になったのか」、桃木暁子「中世ヨーロッパとペット」、山室恭子「花のお江戸の犬と鷹」、柿沼美紀「発達心理学から見た飼い主と犬の関係-人の身勝手な要求に翻弄される犬」などが収められている。  それぞれが専門分野について入門的な文章を寄せた論集で、大まかな見取図と最先端の研究が分かって有用だ。とくに後半は、ペットに関わる現代的な問題がいろいろとりあげられており、勉強になった。2022/07/15

未来来

0
人間とペットの関係の歴史的変遷や現代の問題等について取り上げられています。犬と猫に関する記述が主で、その他の動物については余り具体的に触れられていません。また、猫よりも犬に関する内容が多いように思いました。日本以外の国についても幾らか触れられています。ペットの役割や環境の変化、動物を介在させる活動について幅広く書かれています。複数著者の為、重複する内容があったり統一感が無かったりしますが、辟易する程では無く、この分野の研究の幅広さが感じられました。文章もテーマもは比較的取っつき易い部類です。《大学図書館》2009/11/16

くろまて

0
これから犬・猫を家族の一員に加えたいなーと考えている人なら、読んで損は無し2009/05/21

ふなし

0
★★★★★

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