- ホーム
- > 和書
- > 人文
- > 哲学・思想
- > 日本の哲学・思想(戦後思想)
出版社内容情報
日本における保守思想の系譜を原典で辿りながら、アウトサイダーとして社会の熱狂を徹底的に懐疑する、保守のロジックを炙り出す。
内容説明
排外主義、全体主義、歴史修正主義、そして米国追従。現下の「保守思想」の表面を覆いつくすこうした要素の対極に、本来の保守思想はあったのではないか。戦時下統制、戦後の解放、安保闘争、冷戦の終焉からアメリカニズムまで、時々のヘゲモニーを下支えする社会的熱狂を徹底的に懐疑し、社会のアウトサイダーとして位置づけられた保守のロジックを炙り出す。
目次
1 保守のロジック(保守ということ(一九四九年)
正統思想について(『日本のアウトサイダー』、一九五九年)
現代における保守と自由と進歩(抄)(一九六三年))
2 大東亜戦争への違和、戦後への反逆(昭和の精神史(抄)(一九五五年)
戦時の精神的雰囲気(『時代と私』、一九七一年)
ある異常体験者の偏見(一九七四年))
3 ファシズムと共産主義への懐疑(暴力・ファシズム・共産主義(一九四八年)
共産主義と人間尊重(一九五一年)
ベルリンにて(抄)(一九五七年))
4 政治の過剰への対峙(一匹と九十九匹と―ひとつの反時代的考察(一九四七年)
政治的季節の中の個人(一九六〇年)
今日の政治的関心(二)―安保さわぎの後を受けて(一九六〇年))
5 アメリカニズムからの脱却(「ごっこ」の世界が終ったとき(一九七〇年)
「アメリカニズム」の終焉(抄)(一九九三年)
ポスト・バクダッド(二〇〇三年))
著者等紹介
中島岳志[ナカジマタケシ]
1975年生。東京工業大学リベラルアーツ研究教育院教授。京都大学大学院アジア・アフリカ地域研究研究科博士課程修了、博士(地域研究)。北海道大学大学院法学研究科を経て現職。専門は政治学。『中村屋のボース』(白水社、2005年)で大佛次郎論壇賞、アジア・太平洋賞大賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
マウンテンゴリラ
てれまこし
ウラー
-
- 電子書籍
- ねぇ、もういっそつき合っちゃう?幼馴染…
-
- 電子書籍
- 金髪女将綾小路ヘレン(分冊版) 【第3…
-
- 電子書籍
- 冬の物語
-
- 電子書籍
- 不動産業界のカラクリを見抜け! - マ…
-
- 電子書籍
- かりあげクン 31巻 アクションコミッ…