講座 心理療法〈3〉心理療法とイメージ

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  • サイズ A5判/ページ数 233p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784000265638
  • NDC分類 146.8
  • Cコード C0311

出版社内容情報

イメージという捉えがたいものを,心理療法という捉えがたいものに用いるのは,どういうことなのか.心理療法の実際場面において,イメージはどのように利用されるのか.夢分析や箱庭療法などの実践を報告する.多木浩二氏との対談も併せて収録する.

内容説明

人間が生きていくうえで、どうしても不可欠と考えられる哲学、宗教、教育などは、心理療法とどう関連するのか。心理療法の現場における最新・最大の話題、研究の最先端を提供する。イメージという捉えがたいものを、心理療法という捉えがたいものに用いるのは、どういうことなのか。心理療法の実際場面において、イメージはいかに大切であり、どのように利用されるのか。夢分析や箱庭療法などの実践例をもとに報告する。

目次

総論 イメージと心理療法
心理療法と両義性―メディアを介したイメージ技法を手がかりに
夢の物語と心理療法
分析心理学における錬金術のイメージと論理
こころの傷つきと想像力
対談 芸術と心理療法のあいだ

著者等紹介

田中康裕[タナカヤスヒロ]
1963年生まれ。臨床心理学。チューリッヒ・ユング研究所資格候補生。上智大学大学院文学研究科博士後期課程満期退学。博士(心理学)

徳田完二[トクダカンジ]
1954年生まれ。臨床心理学。北海道教育大学保健管理センター助教授。京都大学大学院教育学研究科博士課程中退。共著に「学生相談と心理臨床」「臨床心理学」など
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感想・レビュー

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寛生

41
【図書館】ユングがフロイトから独立・訣別の後、「方向喪失」により自らの「無意識に圧倒され」ながら、自らのイメージを追い求めることに葛藤し、藻掻き、苦しんみ、筆さえとることができずにいた心的危機が、現在の自分に深く響くイメージとして残る。この心的危機はしかし本質的なその後のユングを創っていくこととなる。深い本。中でも織田の論文が斬新な提案をしている。治療者自身も「傷ついた癒やし手」という観点から、その「傷つきやすさは強さともつながる」(176)ことや、癒す者は時には傷つける者でもあることなど考えさせられる。2014/04/07

sachy

0
実践に入ったら理解できる事も増えてゆくと思うが、現時点では難解2012/10/19

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