出版社内容情報
作家ジョージ・オーウェルの清冽な生き方は,今なお多くの読者を魅了してやまない.本書は『政治の弁証』などで著名なイギリスの政治学者が,多数の書簡など未公開資料を駆使して描き出した,初の本格的伝記.(全2冊)
内容説明
オーウェルの清冽な生き方は、今なお多くの読者を魅了してやまない。本書は著名なイギリスの政治学者が未公開資料を駆使して描き出した、初の本格的伝記である。下巻では、スペイン内乱、第2次大戦、『動物農場』『1984年』の刊行という円熟期の思想の軌跡をたどり、オーウェルの全体像を浮かび上がらせる。
目次
第10章 スペインと「必要な殺人」―1937年
第11章 空気を求めて、政治的作家―1938‐39年
第12章 戦争の挑戦と失望―1939‐41年
第13章 放送の日々―1941‐43年
第14章 『トリビューン』誌と『動物農場』の形成―1943‐45年
第15章 有名で孤独な男―1945‐46年
第16章 ジュラ島の日々
第17章 最後の日々と『1984年』