出版社内容情報
山東半島、天津、しんよう、大連、丹東の現場を丁寧に歩き、激動し変貌する中国北方の現場から、日韓中の企業・産業レベルで新たな協力可能性を模索する、最新現場報告!
78年末、中国が経済改革・対外開放への歴史的転換に踏み出してから4半世紀。本書は、常に現場の人々と深く交わり、独自のフィールドワークを続けてきた著者が、特に90年代を通じて劇的に変貌した中国北方(山東半島、天津、瀋陽、大連、丹東)の企業の現場を丁寧に歩き、日本・韓国・中国の国家を超えた企業・産業レベルでの新たな協力可能性を模索する。大反響『世界の工場/中国華南と日本企業』に続く、最新現場報告第2弾!
内容説明
激動し、変貌する中国北方の現場から、日韓中の企業・産業レベルでの新たな協力可能性を模索する最新現場報告。山東半島、天津、瀋陽、大連、丹東の企業の現場を丁寧に歩き、人々との交わりを深め、新たな可能性へ向けて発する「同時代の証言」。
目次
第1章 北東アジア経済圏の輪郭と環黄海地域
第2章 天津/底力のある中心都市
第3章 青島/飛躍する沿海開放都市
第4章 済南/重工業都市の新展開
第5章 〓坊/新興工業都市の形成
第6章 烟台/環渤海地域の窓口機能を担う都市
第7章 瀋陽/中国北方最大の工業拠点
補章 大連/韓国企業のケース・スタディ
第8章 丹東/北朝鮮国境に展開する韓国企業
第9章 北東アジア経済圏と日韓中企業の協力と連携の可能性
著者等紹介
関満博[セキミツヒロ]
1948年富山県生まれ。1971年成城大学経済学部卒業。1976年同大学院経済学研究科博士課程修了。現在、一橋大学大学院商学研究科教授、経済学博士。著書に『地域経済と地場産業』(新評論、1984年、第9回中小企業研究奨励賞特賞)、『フルセット型産業構造を超えて』(中公新書、1993年、第34回エコノミスト賞)、『空洞化を超えて』(日本経済新聞社、1997年、第19回サントリー学芸賞)、『上海の産業発展と日本企業』(新評論、1997年、第14回大平正芳記念賞特別賞)など
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