シリーズ教育の挑戦
生と死の教育

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  • サイズ B6判/ページ数 186p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784000264518
  • NDC分類 114.2
  • Cコード C0337

出版社内容情報

死を見つめることから,生きることの意味が見えてくる.人生における「死への準備教育」の必要を提唱してきた哲学者が,実践例をあげながら,いま教育の場でも「生と死」の問題を考える必要があると訴える.

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

呼戯人

13
死生学すなわち死の準備教育は、この本の著者アルフォンス・ディーケンによって唱えられ、広められた。個体としての生物は必ず死を迎える。死を経験的に解き明かすことはできないが、死に直面した人間がそれをどのように受け止め、そしてさらに死までの間いかに充実した人生を生きることができるかを説いている。死へのプロセスを明らかにし、死のタブー化を止め、死を受け入れることによって、最後には期待と希望を持って死んでゆくことができる、そんな死の受容が可能であるとディーケンは説くのである。2016/02/16

くまくま

3
生死は切り離せない関係の中で、死を教えずに生を教えることの無意味さがわかった。教育の中で死を扱うことの難しさは重々感じているが、チャレンジせねばならないことのひとつだと思う。日本における宗教の在り方がその扱いにくさの一因であると思う。絶対に誤魔化すことができない死というものについてはこれからも考えて生きたい。2017/12/17

ソーシャ

2
デス・エデュケーション(死の準備教育)についてのコンパクトな入門書。死について考える意義や具体的な実践について、この分野の大家が分かりやすく解説しています。教育系や医療系の人におすすめできる本です。2015/02/28

餅崎

1
教育と銘打っているだけあって、死をどう教育に取り入れるか、具体的な活動例や各国の取り組みを交えつつ説明しています。そのためもあってか、参考文献が多く紹介されていて、生と死という問題について考える入口としては丁度良いように思います。この本のおかげで読みたい本がさらに増えました。2017/02/12

勤勉くん

1
死生学のパイオニアの1人であるアルフォンス・デーケン氏の著作。「死ぬことを学ぶことで、生きることも学ぶ」死生学は、「死への準備教育」として、また「生への準備教育」として、教育現場・医療・介護の世界で使われる学問。ただ、日本は元来”死”をタブー化する傾向にあり、なかなか定着した学問でないことも確かである。ただ、学問・企業の需要関係なく、死生観は全ての人が各自で考えて、持つべき考えである。”自分の死””愛する人の死”を目の前にしたとき、いま自分が本当にすべきことは何か?みなさんも問うてみてはいかがでしょうか?2015/09/21

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