出版社内容情報
自然の支配から共生へ,人間中心から生命中心へと,現代社会に生きるわれわれは,エコロジー的発想への思想転換を迫られている.それは同時に既成宗教の枠を越えた,人間解放のための宗教的意味と働きをもつ.
目次
第1章 「自然支配」から「自然との共生」へ(暮らしのなかの思想;日本人の自然観;日本人の自然愛思想批判 ほか)
第2章 「人間中心」から「生命中心」へ(生命中心の自然理解;物的自然と生命;先駆的な生命中心の倫理 ほか)
第3章 「量重視の生活」から「質重視の生活」へ(対立と調和;非物質的な価値の発見;スモール・イズ・ビューティフル ほか)
第4章 「知識」から「知恵」へ(コスモロジーへの回帰;オウム科学者のごう慢と無責任さ;事実と価値 ほか)