出版社内容情報
3歳から10歳まで,父親が息子に年に1回試みた8回のインタビュー記録.幼児から少年への成長が子ども自身のキラメクことばで,語られる.なぜ大人は子どもに子どものことをきかないのか.
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
さすらいのアリクイ
11
おもちゃ作家兼児童文学作家でもある著者の杉山さんが自分の息子さんに、3歳の時から10歳まで、1年に1回、通っている保育園や小学校、趣味や友達のことなどをインタビューした内容をまとめた本。自分の子供に色々聴いてみる、という内容が面白いなと思って時々読み返しています。息子さん、たかしくんとのやりとりの生々しさ。成長した息子さんから鋭い発言が返ってきて杉山さんがたじたじになる場面。息子さんの話から息子さんの生活している世界を想像する杉山さんなど。試みも内容も良いです。子供へのインタビューの方法も載っています。2015/07/20
MOCCO
5
★★★★☆:長男5才&次男もうすぐ2才の母として、2人のこれからの子供の成長を思ったり、今までの成長を振り返ったり、色々と想像しながら楽しめた。ところどころカッコ書きから伝わる著者の教育方針にも共感。インタビューという形で、子供の生の声が残されているのが、とっても貴重!二人とも成長著しい時期、彼らの様子をカタチに残す方法として、ぜひやってみたい。…というか、面白そう♪( ´▽`)2013/09/12
今庄和恵@マチカドホケン室コネクトロン
4
たしか出産直後くらいに手にとった本。インタビューの基本と感じました。2018/10/25
じゃがたろう
2
図書館本。30年近く前の本ではあるが、タイトルはフロンティアな印象。理想と現実は違うかもしれないが、子どもファーストな考え方が個人的にはとても好みである。子どもたちの語りは刹那的で深い意味はないかもしれないけれども、その子どもの価値観やその子の思考プロセスの一端を垣間見るにはとても重要だと感じた。オリジナリティあふれる作品だと思う。オトナになった隆くんはこの作品をどう思っているのだろうか。2024/11/15
ミオダマ
2
面白かったー!特に「保育園を語る」が今気になっていることと関連があって興味深かった。毎年のインタビュー、うちの子にもしてみたい。2013/07/18
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- 和書
- 臨床教育学への視座