日本古代の周縁史―エミシ・コシとアマミ・ハヤト

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  • サイズ B6判/ページ数 318p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784000259774
  • NDC分類 210.3
  • Cコード C0021

内容説明

列島の北と南の周縁―北海道・北東北と南島・南九州で展開された独自の歴史的営みの解明が進むにつれ、従来の古代史の常識が揺さぶられている。本書は、周縁諸地域の自律性および中央との交流に着目し、周縁の側から国家の形成・展開歴史に新たな光を当てるべく、地域史を超えた古代周縁史を提唱する。

目次

日本古代の周縁
1 北からの視点(一)―北海道(古代の北海道―概観と論点;古代蝦夷の世界と交流―北の十字路・豊饒の地;無文字社会と文字・記号の文化―信仰とともに伝わる文字)
2 北からの視点(二)―北東北とコシ(北東北の祭祀・交易と集落―異域・中世への胎動;北方世界と古代のコシ―北ツ海のゲート・ウェイ)
3 南からの視点―南島と南九州(南島人と日本古代国家―奄美・沖縄社会のグスク時代前夜;古代喜界島の社会と歴史像―琉球国形成への波紋;南九州の古墳社会―並存する在地と畿内の文化)
古代周縁史の語るもの

著者等紹介

鈴木靖民[スズキヤスタミ]
1941年北海道生まれ。國學院大學大学院文学研究科博士課程単位取得退学。文学博士。現在、横浜市歴史博物館館長。國學院大學名誉教授。日本古代史、東北アジア古代史専攻(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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Kamabonz

4
東北の蝦夷はアイヌだったのかが知りたくて読んでみました。 北東北から北海道にかけて、日本文化をある程度受容していた事を示す発掘結果が載せられていたのと、オホーツク人と続縄文人や倭人が入り混じって暮らしていた可能性がある事を知り、目からウロコでした。 発掘結果と文献の分析がとても丁寧で、説得力があります。 (読むのが大変ですが) 今回は途中までしか読めなかったので、次回は南方の周縁について学びたいと思います。2016/03/03

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